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Jリーグ Review Part1   J1 全18チーム 総評


 Jリーグ Review Part1   J1 全18チーム 総評
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□ J1の34節が終了

J1は、浦和レッズが最終節で、ライバルのG大阪を3対2で勝利して、見事なリーグ優勝を果たした。また、ACLへの出場権が与えられる年間2位には、川崎Fが食い込んだ。その一方で、C大阪と京都サンガのJ2降格が決定し、柏のJ1復帰と福岡と神戸の入れ替え戦進出が決まるなど、歓喜&落胆の一日となった。

シーズン前の予想順位は、以下のとおり。

1位 浦和 2位 G大阪 3位 千葉 4位 鹿島 5位 広島 6位 清水 7位 磐田 8位 横浜 9位 大宮 10位 FC東京 11位 C大阪 12位 甲府 13位 川崎 14位 新潟 15位 名古屋 16位 大分 17位 京都 18位 福岡

そして、最終順位は、

1位 浦和 2位 川崎 3位 G大阪 4位 清水 5位 磐田 6位 鹿島 7位 名古屋 8位 大分 9位 横浜 10位 広島 11位 千葉 12位 大宮 13位 FC東京 14位 新潟 15位 甲府 16位 福岡 17位 C大阪 18位 京都

これを見ると、期待以上だったのが、川崎F・名古屋・大分であり、期待はずれだったのが、広島・千葉・C大阪ということになる。

開幕前 順位予想(上)
開幕前 順位予想(中)
開幕前 順位予想(下)

以下で、簡単に、各チームの今シーズンを振りたいと思う。

 ■ シーズンを通して安定した戦いを見せた浦和(1位)

シーズン前に、ワシントン・小野・相馬・黒部らを獲得し、Jリーグ史上最高のタレント集団といわれた浦和レッズが、見事にリーグ初優勝を果たした。世界トップクラスのスタジアムとサポーターに囲まれて、ホームでは圧巻の強さを見せた。

浦和の優勝の原動力となったのは、高い守備力である。闘莉王・坪井・堀之内(ネネ)の3バックに、長谷部・鈴木啓太のダブルボランチで組む守備ラインは安定感抜群で、決して破綻することはなかった。2番目に失点の少ない清水の失点数が「41」であることを考えると、浦和の失点数「28」は脅威である。

攻撃陣では、期待されたMF小野がなかなかチームにフィトせず、ベンチに座ることが多かったが、その代役として攻撃的MFにコンバートされた山田が大車輪の活躍を見せて、終盤戦のチームを引っ張った。シーズン序盤は、攻撃的な選手を多くピッチに配したことで、バランスが悪かったが、山田とポンテをトップ下に起用し、平川を右ウイングバックに起用したことで、チームのバランスは格段に良くなった。小野・永井・田中をベンチに置くという決断は、かなり難しいものだったと思うが、このあたりの操縦法は、ブッフバルト監督の手腕であり、高く評価できるところである。

欲を言うと、このメンバーであれば、もっと攻撃的で魅力的な試合が出来たように思う。”優勝”という結果は素晴らしいが、このチームはもっと大きな可能性をもっている。来シーズンの進化に期待したい。

カテゴリー 浦和レッズ     


 ■ 攻撃サッカーでリーグの主役になった川崎F(2位)

2位と大躍進を遂げた川崎フロンターレ。これで、変な圧力がなければ、来シ-ズンはACLに参戦することになる。

躍進の原動力は、中村憲剛と谷口博之のダブルボランチ。ダブルボランチがともに、二桁のゴールを挙げたチームは、過去、ほとんど記憶にない。素晴らしいのは、それだけ攻撃的に戦っていたにもかかわらず、全く守備のバランスが崩れていなかった点である。この組織力は見事であった。

目立ったのは、とにかくボールを下げずに、前へ前へ、という姿勢である。ジュニーニョと我那覇の2トップは素晴らしい動き出しで後方のオーバーラップを促しただけではなく、自らもゴールを量産した。選手層の薄さに問題点を抱えていたので、主要メンバーがシーズンを通して、健康に戦えたことが大きかった。

カテゴリー 川崎フロンターレ     


 ■ 王者らしくシーズンを通して戦ったG大阪(3位)

最終節に自力優勝を残した形で、さいたまスタジアムに乗り込んだガンバ大阪だったが、”さいたまスタジアムで、3点差で勝利する”というミッションは、あまりにも厳しすぎた。先制点を奪ったまでは理想的な展開だったのだが、前半27分のポンテの同点ゴールで、全ては終わった。

それでも、今シーズンのG大阪が見せたサッカーは、J1の中では、最高に洗練されたものだった。DFラインからのフィードが正確で、テクニックのある中盤が連動してスペースメーキングを行いながらボールを展開していくサッカーは、非常に、”日本らしいサッカー”であった。病気のため、大黒柱の遠藤を欠く不運もあったが、それでも、最後まで、浦和レッズに食い下がった。

シーズン前に、大黒とアラウージョが退団しスケールダウンが心配されたが、マグノ・加地・明神ら新戦力が十二分に力を発揮し、その穴を感じさせなかった。日本サッカーのイメージリーダーとして、来シーズン以降も期待したい。

カテゴリー ガンバ大阪     


 ■ 目覚しい躍進を果たした清水エスパルス(4位)

天皇杯で好成績を残したこともあり、ある程度の活躍は予想されていたものの、ここまでの成績を残すとは思っていなかった。藤本・兵働・枝村・伊東のカルテットは、J1の中では、最もテクニックがあって、最もインテリジェンスな中盤を構成した。

なんといっても、兵働・藤本・枝村・青山・矢島らフレッシュな選手が続々と現れてきたのが、新鮮だった。特に、CBの青山は、オシム日本代表にも選ばれて、五輪代表でも中心として期待される超のつく逸材である。清水という土地柄もあり、勝たなければいけない、というプレッシャーもあった中で、若手選手を次々に抜擢し、そして結果も残した長谷川健太監督のマネージメント能力は素晴らしかった。

また、伊東や市川といった、経験豊富だが近年精彩を欠いていた選手が見事な復活を果たしたことも記述しておきたい。特に、MF伊東は、今シーズンのリーグのベストMFといっても過言ではない。若いチームをプレーで引っ張った。

カテゴリー 清水エスパルス     


 ■ 将来につながる実り多きシーズンとなったジュビロ磐田(5位)

ジュビロ磐田の復活も、今シーズンの大きな話題のひとつである。黄金時代を築いた、藤田・名波・服部・中山らに続く新しい世代がなかなか彼らの壁を乗り越えられずにいたが、W杯前に突如、辞任を表明した山本監督に代わってアジウソン監督に就任すると、積極的に若手を起用して、起用された選手たちが見事に指揮官の期待に応えた。

なかでも、太田吉影である。もともと、右サイドからの強引な突破に定評があったが、アジウソン監督によって、より自由なポジションを与えられて躍動した。ドリブル突破だけではなくて、パス能力の向上も著しく、すでに試合をコントロールするだけの実力を備えた。来シーズンは、きっと代表のピッチでも躍動することだろう。

終盤戦に入ると、浦和やG大阪を撃破するなど、リーグを混乱させた。そのサッカーは、単に勝ちにこだわるだけではなく、チーム全員が連動して動いて、流れるようなパスワークで崩すジュビロらしいサッカーであった。昔のビデオフィルムを引っ張り出してこなければ見られないと思っていた、あの魅惑的なサッカーが復活しつつある。

課題は、継続性。見事なパスワークで相手を翻弄する時間帯もあれば、相手に押し込まれて一方的に攻め込まれる時間帯もある。いかにして、安定感のある試合運びが出来るようになるかが、来シ-ズン、好成績を残せるかどうかの分岐点である。

カテゴリー ジュビロ磐田     


 ■ 新旧交代が進みつつある鹿島アントラーズ(6位)

アウトゥオリ監督を招聘し10冠を目指した鹿島だったが、小笠原の移籍や柳沢・本山らの不振で、その願いはかなわなかった。アウトゥオリ監督は、リーグ戦以上にナビスコカップに力を注いで決勝戦に挑んだが、千葉の前に敗れ、シーズン終了後に、退任することになった。

アウトゥオリ監督は、伝統的な鹿島アントラーズのスタイルをベースにチーム作りを行ったが、期待された劇的な効果は得られなかった。それでも、内田や青木がレギュラーポジションを獲得し、中後・増田・田代といった選手も出場機会を得て、貴重な経験を積むことができたのは、今後に向けて大きな財産となるだろう。時期監督には、実績のある中堅以上の選手たちを腐らせることなく、徐々に若返りを図ってもらいたい。野沢を筆頭に、タレントは育ちつつある。

カテゴリー 鹿島アントラーズ     


□ 中位グループのがんばり

今シーズンのJ1の特徴は、第1グループ(浦和・川崎・G大阪)、第2グループ(清水・磐田・鹿島)、第3グループ(名古屋・大分・横浜・広島・千葉・大宮・東京・新潟・甲府)、第4グループ(福岡・C大阪・京都)と、くっきりと色分けできたことである。その中でも、第3グループは、7位の名古屋と15位の甲府の間には、わずかに勝ち点「6」の差しか存在しなかった。

これら9チームの間には、戦力の差はあるものの、チーム力の差はほとんどなく、中位クラブどうしの試合といえども、白熱した好ゲームが多かった。

 ■ ヨンセン加入で激変した名古屋グランパス(7位)

夏場にヨンセンが加入するまでは、J2降格の危険性もあった名古屋だが、FWヨンセンの加入が、チームを大きく変えた。ターゲットタイプで得点力があるだけではなく、献身的なプレーも厭わず、まさしく、チームの救世主となった。

そのヨンセンとコンビを組むことで、スピードスターのFW杉本が大ブレークし、MF本田圭祐も日本代表に選ばれるまで成長を遂げた。本田とヨンセンのホットラインは、31節で浦和を撃破する見事な決勝ゴールを挙げるなど、相手チームの脅威の的となった。

シーズン序盤は、なかなか機能しかなかったフェルフォーセン監督の戦術だが、シーズンを進めることに徐々に機能し始めた。オランダ人らしく、欧州ナイズされた組織的なサッカーだが、来シーズン以降、さらに洗練されていけば、かなり面白いチームに仕上がる可能性がある。名古屋としては、久々に次シーズンにつながる一年が送れたと思う。

カテゴリー 名古屋グランパス     


 ■ 予想外の健闘を見せた大分トリニータ(8位)

大分は今シーズン、予想外の成績をおさめた。シーズン前は、マグノ・吉田という攻撃の中心選手が抜けて、戦力ダウンが心配されたが、高松・梅崎・松橋の3人が急成長を見せて、シーズン中盤まで、優勝の可能性を残した。

特に、梅崎は日本代表にも選ばれて、注目度が飛躍的にアップした。鋭いドリブルと左右両足から放たれる強烈なシュートは魅力十分で、次シーズンの更なる躍進に期待したい。また、GKの西川も日本代表に選ばれて、貴重な経験を積み、J1でも屈指のキーパーに成長した。資金面では決して恵まれたチームではないのだが、ユースから優秀な若手が出始めており、期待の出来るメンバー構成になってきている。

カテゴリー 大分トリニータ     


 ■ 転換期をむかえた横浜Fマリノス(9位)

開幕から4連勝を重ねてスタートダッシュに成功した横浜Mだったが、その後は、相次ぐ怪我人もあって失速。19節終了後、岡田監督が辞任し、水沼監督が就任すると一時は持ち直したが、継続性はなく、不本意な10位でシーズンを終えることになった。

今シーズンの開幕直後に見せた横浜のサッカーは、非常に洗練されていて、面白いサッカーをしていたと思う。マグロンがチームになじみ、マルケスの加入で前線にポイントが作れるようになったことで、後方から押し上げることが可能になって、分厚い攻撃を見せた。このサッカーが一年を通じて出来ていれば、横浜が今シーズンのJ1を制していてもおかしくなかった。それだけ、急激な失速は残念だった。岡田監督を筆頭に、久保・中澤・奥ら、中心メンバーに勤続疲労のあとが見られて、核となる選手が次々と離脱していったことが響いた。

それでも、中盤戦以降、復帰した山瀬が、圧倒的なパフォーマンスでチームの中心となり、来シーズン以降に、大いに期待を抱かせるプレーを見せたことが収穫だった。奥・中西・ドゥトラ・平野らベテラン選手が退団するなか、山瀬にかかる期待は大きい。

カテゴリー 横浜Fマリノス     


 ■ 異質なサッカーで上位に滑り込んだサンフレッチェ広島(10位)

スタートダッシュに失敗した広島だったが、ペトロビッチ監督をむかえて、チームは大きく変化した。斬新だったのは、森崎和幸や盛田といった選手をCBで起用したことだ。フィード力をアップさせることで支配力をアップさせることを目指した。確かに、相手FWへの対応では本職のCBには劣っており不用意な失点もあったが、ペトロビッチ監督の試みは非常に面白かった。

ペトロビッチ監督は若手の起用にも積極的で、ユース代表の柏木が大ブレークし、左足からマジックを連発してレギュラーポジションを獲得した。また、MF青山は、五輪代表でもレギュラーを獲得し、目立たない存在ながらも、チームを支える重要な選手へと成長を遂げた。

そのほかにも、若手では、前田・高柳・高萩(愛媛へレンタル中)・中尾らが控えており、タレントが豊富。不確定要素は多いものの、このチームには、未知の魅力がある。来シーズンのサンフレッチェは、躍進するかもしれない。

カテゴリー サンフレッチェ広島     


 ■ ジレンマのシーズンとなったジェフ千葉(11位)

ジーコ監督に代わってオシム監督が日本代表の監督に就任すると、アマル・オシム氏が監督に就任した。サッカースタイルは継続されたものの、なかなか勝ちきれずに順位を上げることはできなかった。

試合を押し気味に進めていながら決定機を逃し続けて、試合を落とすことが多く、内容的には優っているのに勝ち点を取りこぼす試合が目立った。決定力に関しては、選手の生まれ持った資質によるものが大きいのが、決定力不足はチームの課題ではあるが、すぐに解決する問題ではないので、対応が難しかった。

それでも、巻と阿部が日本代表のレギュラーを獲得し、羽生・山岸・水本・佐藤勇人が代表に初選出されるなど、個人個人を見ると、飛躍のシーズンとなった。目指すサッカーに問題はないので、成績をアップさせるには、選手個々がレベルアップ出来るかにかかっている。

カテゴリー ジェフ千葉     


 ■ 勝負の一年になる来シーズンの大宮アルディージャ(12位)

シーズン前に、マルティネス・小林大吾・小林慶行・土屋を獲得して、大躍進が期待された大宮だったが、結局は、上位争いに食い込むことは出来なかった。

シーズン序盤、小林大吾が大活躍を見せたが、結局、タレント力を生かした新しいサッカーを目指すのではなくて、既存のサッカーにタレントたちを当てはめた(押し込めた)だけサッカーになってしまった。今シーズンの大宮は、才能に見合っただけのサッカーは出来なかった。

今シーズン限りで、三浦監督は退任し、チームは新しい時代に入る。来シーズンは、勝負の一年になる。

カテゴリー 大宮アルディージャ     


 ■ ジャンプ・アップのための停滞期だったFC東京(13位)

FC東京は、ガーロ監督をむかえて上位進出も期待されたが、結局、13位に終わった。その原因は、チームの方向性が明確ではなかったことにつきる。ポゼッション重視なのか、カウンター重視なのか、最後まで定まらなかった。

ただ、これは、仕方ない部分もある。FC東京には、石川・今野・梶山・徳永・平山・鈴木・馬場といった優秀な若手が揃っていて、どんなサッカースタイルでも対応できそうなメンバー構成となっている。いろいろなスタイルに挑戦する、そういう時期も、チームのステップアップには必要である。その中から、チーム独自のサッカースタイルを築き上げていけばいいと思う。今シーズンの一時的な停滞は、来シーズンのジャンプアップのため、といえるのかもしれない。

来シーズン、原監督が復帰することが濃厚であるが、2年連続で期待を裏切ることは許されない。G大阪戦・川崎戦と、2試合続けて劇的な勝利をおさめたことで、”味スタ劇場”とも呼ばれたが、劇場とは、そもそも、いつも、ドラマを見せてくれるからこそ、そう呼ばれるのである。FC東京には、来シーズンこそ、全ての試合で、ドラマチックな試合を見せて欲しい。それだけのタレントは揃っている。

カテゴリー FC東京     


 ■ 着実な進歩を見せたアルビレックス新潟(14位)

シーズン前は、カリスマ・反町監督が退任し、その影響が心配されたアルビレックス新潟。最終順位こそ14位に終わったが、シーズン中は、常に中位以上をキープしており、着実な進歩のあとを見せた。

特に、仙台からMFシルビーニョを獲得したことで中盤の構成力が大幅にアップし、鈴木慎吾やエジミウソンの個人能力がこれまで以上に生かせるようになった。鈴木慎吾は、サイドアタッカーながら、9得点をマークして、決定力の高さを存分にアピールした。

ただ、中位グループから上位グループに食い込むためには、全体的にレベルアップする必要がある。ファビーニョの代役として、どういう選手を獲得するのだろうか?オフの注目ポイントとなる。

カテゴリー アルビレックス新潟     


 ■ 驚きのシーズンを過ごしたヴァンフォーレ甲府(15位)

シーズン前に、ヴァンフォーレ甲府のJ1残留を予想した人は、ほとんどいなかった。今シーズンの甲府は、そんな事前の、浅はかな予想を見事に裏切る立派な戦いぶりを見せた。

このチームの魅力は、なんといっても、攻撃精神に溢れたサッカーに尽きる。同じく昇格組の福岡と京都が下位に沈む中で、甲府は、降格争いに巻き込まれることなくシーズンを終えた。甲府というクラブのインフラを考えると、奇跡的と言える。

一番印象的なのは、G大阪と打ち合って3対2で勝利した試合である。甲府のサッカーの魅力に引きつかれて、小さな小瀬スタジアムが満員になるという現象は、まさしくJリーグの理想とするものである。甲府には、いつまでも、今シーズンのような、チャレンジャーの気持ちでシーズンを戦って欲しい。これ以上ない、J1の一年目だった。

カテゴリー ヴァンフォーレ甲府     


□ 熾烈な争いとなったボトム3の戦い

福岡・C大阪・京都の3チームに絞られた残留争いは、最後まで予断を許さなかった。潜在能力では一番上だと思われたC大阪も、なかなか波に乗れずに、抜け出すチームは現れなかった。そんな中、川勝監督のもと、組織的なサッカーでしぶとく戦った福岡が、入れ替え戦進出に進んだ。

 ■ 入れ替え戦に滑り込んだアビスパ福岡(16位)

C大阪・京都サンガとの熾烈な残留争いを制した福岡。個のタレントでは両チームに劣っていたものの、塚田セレッソや美濃部サンガと比べると、はるかに内容のある、質の高いサッカーを見せており、順当な結果だったといえる。

チーム全員が、どういうサッカーをするのか意思統一されていて、ベースが出来ていたので、プレッシャーのかかる試合になっても、決して大崩れすることはなかった。川勝監督の手腕は、見事だった。

ただ、まだ、残留が決まったわけではない。神戸との入れ替え戦は、すぐに待っている。ただ、例年は、J1のチームがネガティブな気持ちで入れ替え戦をむかえて、J2のチームがポジティブな気持ちで入れ替え戦をむかえるのだが、今シーズンに限っては、神戸の方が、入れ替え戦を戦わなければならないという落胆の気持ちが大きいと思う。戦力的にはほぼ互角だが、アビスパ福岡が若干、有利と見る。

カテゴリー アビスパ福岡     


 ■ まさかの降格となったセレッソ大阪(17位)

大久保・西澤・古橋・森島ら、有り余るタレントを擁しながら、まさかの降格となったC大阪。スタートダッシュに躓いて小林監督を7節終了時点で更迭したが、塚田監督に交代した効果は、ほとんど見られなかった。

残念だったのは、最後まで、チームから危機感が伝わってこなかったことである。終盤戦になって、チームが一体になって戦ってきた福岡と比べると、雲泥の差があった。

また、塚田監督の監督としての資質も、大いに疑問に思った。C大阪としては、勝てば福岡の結果に関わらずOKという状況だったのは分かるが、この大一番で、ライバルの福岡の結果を、監督が試合終了まで知らなかったというのは、(事実ならば、)全く信じられない。プロの監督とは思えない失態である。

チームの潜在能力自体はもっと上の力があったとは思うが、結局、最後までタレント達を融合させることが出来ず、ただ前線に並べただけという状況になってしまった。特に、MF古橋の起用方法は、到底、納得できるものではなかった。残留の救世主と期待された名波については、限られた出場時間であったが、試合に出場すれば効果的なプレーを見せてチームを引っ張ったが、チームメートに対してあまりにも高いレベルを要求しすぎた感もあって、チームの順位を上昇させるまでには至らなかった。

また、ホームの長居第1スタジアムが改修工事のため、秋以降、使えなかったのも響いた。長居第2も悪いスタジアムではないが、収容人数の問題もあり長居第1のような大観衆を前で試合をすることができず、相手チームに威圧感を与えることが出来なかった。

カテゴリー セレッソ大阪     


 ■ 一年でJ2に逆戻りとなった京都サンガ(18位)

最終節を待たずに降格が決まった京都は、監督の交代時期に疑問が残った。また、怪我人が多く、ベストメンバーで試合に臨むことがほとんどなく、終盤戦では、層の薄さが大きく響いた。

ただし、今シーズン、MF斉藤がリーグ屈指のプレーメーカーに成長を遂げ、CBもしくはSBでプレーした児玉も、左利きという特性を生かして、守備面だけではなくて攻撃の基点としても活躍をし、怪我がちだったとはいえ、右SMFの加藤大志も、果敢な突破で、試合に躍動感を加えた。また、シーズンの終盤には、MF中山がトップ下のポジションで、印象的なプレーを見せた。

一年間だけのJ1で、失ったものも大きかったが、得るものも同様に大きかったように思う。一年でJ1に昇格できるかどうかの戦いは、すでに始まっている。

京都サンガの低迷の原因についての詳細は、こちら。

カテゴリー 京都サンガ     





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やっぱ無理でした笑

でも、いい試合でよかったです。選手は頑張りました。レッズにおめでとうと言いたいです。

個人的に、今年はどのチームでもなかなか「ドン引き」のサッカーが見られなかったと思っています。
ああいうのはつまんないですし、サポもいやでしょうからいいことだと思います。
どのチームの試合を見ても、知らない選手がいたりしても、面白いサッカーが多かった、これは素晴らしいですよね?

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