サッカーコラム トータルフットボール

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ガーナ戦 感じた感じたトータルフットボールの香り

■ 久々の対戦

ガーナ代表というと、ファルカン監督時代にアシックスカップで対戦した試合が印象深い。フル代表で対戦するのは、あの時以来になる。

当時の監督は、ロベルト・ファルカン。2トップは、ジェノアに移籍する直前の三浦知良と、オランダのエクセルシオールから帰国して間もない小倉隆史で、攻撃的MFは、右に山口敏弘、左に岩本テル。ベルマーレ平塚では左サイドバックでプレーしていた岩本を、この試合から攻撃的MFにコンバートした。左右のサイドバックは、サンフレッチェ広島の森山とジュビロの遠藤。センターバックで井原とコンビを組んだのは、ベルマーレの名塚。ドーハ組は、ボランチの柱谷哲二&森保一と、三浦カズだけという新顔の多い編成は、今回のチームとよく似ている。

日本代表の基本フォーメーションは、3-1-2-2-2。3バックが水本、阿部、今野で、鈴木啓太の1ボランチ。右に駒野、左に三都主を置いて、前目に遠藤と山岸で、2トップは巻と佐藤寿人という布陣。試合展開と、試合結果はご覧のとおりなので省略。

■ トータルフットボール?

日本のゴールシーンはなかったが、面白い試合だった。その一番の理由は、日本代表から、クライフ率いるオランダ代表が見せた”トータルフットボール”のような、ポジションにとらわれない流動的なサッカーの香りを感じたからである。

オシムジャパンの4試合目となったイエメン戦では、阿部がボランチに上がったり、センターバックに下がったりして、3バックと4バックの使い分けをしていたが、この試合では、このファジーな動きがピッチ全体に広がった印象を受けた。三都主が右サイドに現れたり、駒野が左サイドに進出したり、佐藤寿人が最終ラインでスライディングでボールを奪ったり・・・。

■ 今野が破壊するベースポジション

その中でも、特に目立ったのは今野の動き。図面上では、左のセンターバックが基本ポジションであったが、いきなり右サイドに現れて駒野をサポートしたり、左サイドの裏のスペースを駆け上がったりと縦横無尽の動きを見せた。

ただ、ポジションチェンジが起こっているという現象は試合をよく見ていないと気がつかないものなので、見過ごしてしまうこともある。例えば、”中央で展開して、右サイドを駆け上がった今野にパスが通り、今野がセンタリングを上げたが、相手GKにあっさりキャッチされた”というシーンがあったとする。このシーンを、ボーっと見ていると、”誰かが右サイドからセンタリングを上げたけれど、クロスの精度が低くてチャンスにはならなかった”としか記憶されないかもしれないが、この試合の布陣を考えると、右サイドに今野がいるのは普通では考えられないので、イレギュラーさを感じて、非常に面白い。今野が右サイドにいるということは、鈴木や駒野、水本、阿部がポジションを本来の位置からスライドさせているはずであり、みんなが連動していて、ハイレベルなサッカーをしているということの証である。この試合で、こういうシーンが見られたのは、6・7回程度だったが、90分間でこういうシーンが出てくる回数がもっと多くなれば、楽しいサッカーが出来るだろう。

今野は守備能力の高い選手だが、センターバックでプレーしたときはそれほどいいプレーを見せたことはなかったので、今野のセンターバック起用には否定的だったが、この試合では、印象的なプレーを見せた。オシム監督は、今野をセンターバックで起用することを決めていたので、選考の時点で、センターバックの人数がいつも少なかったのだろうか。

■ 課題も見えた敗戦

気になったのは、阿部も今野も本来はボランチの選手である。守備能力も備える選手なので、守備面では大きな不安はなかったが、軽率なパスミスが何度か見られた。中盤の選手は場合によってはリスキーなプレーも必要とされるため、その癖が抜けきれずに、センターバックでプレーしたときも、難しいプレーを選択してしまうことがよくある。気をつけたいところだ。

得点が奪えなかった原因はいろいろあると思うが、2トップの巻と佐藤寿人の出来がいまひとつだったのが、最大の要因だと思う。特に、巻に関していうと、この試合では、ロングボールに競り勝てず、また、足元にもボールを呼び込めず、不本意なプレー内容だった。巻に代わってピッチに投入された我那覇が、巧みなポストプレーを見せて、攻撃にタメを作れていたのとは対照的だった。

これまでの4試合は、オシム監督がどういうサッカーをするのか見えてこない部分があったが、この試合では、”こういうスタイルで戦っていきます”というものが感じられた。ジーコ時代も含めて、親善試合は、意味のない試合に終わることが多かったが、この試合は、収穫が多かった。




GK:川口 6.5

失点シーンは、ノーチャンス。ゴールキックのミスはあったが、それ以外は、問題なし。決定的なシュートもはじいた。

DF:水本 6.0

初代表で及第点のデビューとなった。試合開始直後は、ガーナのFWの身体能力の高さに戸惑いを見せたが、徐々に対応。素早いフィードで前線にくさびのパスを送るシーンもあった。

DF:阿部 6.5

この試合では、90分を通して、3バックの真ん中でプレー。的確なカバーリングと1対1の強さを見せた。GKと1対1になりかけたガーナの選手を、後方からの素晴らしいアプローチでボールを奪ったタックルは、芸術品。(なぜかファールの判定だったが・・・。)

DF:今野 6.0

センターバックでありながら、積極的に前に飛び出して、攻撃に厚みを加えた。神出鬼没な動きを見せた。2度ほど、危ないパスでピンチを招いたのはマイナス点。

MF:鈴木啓太 6.5

中盤の底で、相変わらずのエネルギッシュなプレーを見せた。

MF:遠藤 5.5

中盤でよくボールに絡んで、展開を図った。ドリブルで抜けるシーンもあったが、決定的なパスは出せなかった。

MF:三都主 5.0

山岸とプレーエリアが重なったことで、持ち味を発揮できなかった。クロスの精度はまずまずだったが、セットプレーのキックの精度は低かった。

MF:山岸 5.5

左サイドの高い位置でプレーしたが、なかなかボールが回って来なかった。三都主との連携も悪く前半は消えていたが、後半は、プレーエリアをもっと中央にしたことで、決定的なシーンにも絡んだ。

MF:駒野 5.0

加地に代わって右サイドで先発出場したが、本来のプレーはできなかった。思い切りが欲しい。

FW:佐藤寿人 5.0

広範囲に動いて、守備でも貢献したが、ゴール前ではほとんど何も仕事が出来なかった。

FW:巻 4.5

前線で起点になれず。一生懸命さは買うが・・・。




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>>> ehutaibyさん

どうも、コメントありがとうございます。
ご質問に関しては、「オシムジャパン トータルフットボール論①」という記事に、追加で書きましたので、そちらをご覧ください。ご覧いただいて、ご意見があれば、また、書き込んでください。

P.S.

録画失敗とのことですが、ボクも、当日は、会社を出たのが21時過ぎでした。早く帰れそうになかったので、録画をしておきました。失敗しそうだったので、レコーダーとPCの両方で、録画しておきました。一種のリスクヘッジですね。


ピッチ上ではどうだったのでしょうか?

はじめまして。ehutaibyと申します。
他の方のブログ経由で拝見しております。

定時間近に急に仕事を振られ、予約したはずのビデオは
録画されておらず、と、泣きっ面に蜂なこの試合の日の私でした。
そういうわけで、試合を見ることができなかったのですが、
じじさんのエントリーを読んでお聞きしたいことができたので
書き込んでます。

>この試合で、こういうシーンが見られたのは、6・7回程度だったが、
この時、ある選手がポジションをスライドさせたことに対応する
他の選手たちの効果的なポジションスライドはあったのでしょうか?
「トータルフットボール的」と表現されたので、興味を持ちました。

それともう一つ。
それらのシーンの結実として、次の展開に繋がったとか、シュートチャンスが
生まれたとか、CKを得た、ということがどの程度あったのでしょうか?

志向するのがトータルフットボール的なサッカーならば、
動いた先のポジションで、その位置、その状況に合った
効果的なプレイができなければなりません。
じじさんはそれらに言葉を割いていらっしゃいませんが、
エントリーで挙げた課題と比べて、相対的に評価できたのでしょうか?

私も「ポジションにとらわれないサッカー」が大好きなので見ていて面白かったです。
もちろん勝利は望んでいますが、とりあえずアジア杯までは勝ち負けより内容を楽しみたいです。

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