サッカーコラム トータルフットボール

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2006 年間最優秀選手は誰だ?


2006年 最優秀選手は誰?
 
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■ 年間最優秀選手は誰?

毎年、この時期になると、サッカーマガジンが年間最優秀選手を発表する。昨年度は12月26日に発表されているので(下の記事を参照)、そろそろ発表されるころかと思う。その前に、自分なりの選考を行いたい。

http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/eusoccer/headlines/20051226-00000108-jij-spo.html

選考対象は、当然、日本人のみ。所属チームでの活躍+日本代表での活躍を加味した。ということで、以下のような順位となった。

① 中村俊輔(セルティック)

セルティックではリーグ優勝に加えて、CLでもチームを決勝トーナメントに導く大車輪の活躍を見せた。特に、マンチェスターU戦の決勝FKは欧州全土に鮮烈な印象を残した。セルティックという欧州でも名のとおったクラブで、チームの中心としてプレーする姿は実に誇らしい。ドイツ大会での不調を加味しても、トップは揺るぎない。

② 田中マルクス闘莉王(浦和レッズ)

浦和をリーグ初制覇に導いた最大の立役者。情熱的なプレーでチームを引っ張った。オシムジャパンでも中心となり、サウジ戦では代表初ゴールをマークした。ドイツ大会のメンバーに選出されなかったのが、今でも悔やまれる。

③ 中村憲剛(川崎フロンターレ)

大躍進した川崎の心臓。ボランチの位置ながら、鋭いパスを前線に送り続けて、攻撃サッカーの主役となった。日本代表でもレギュラーポジションを獲得し、文句のつけようのないシーズンを過ごした。

④ 鈴木啓太(浦和レッズ)

献身的なプレーでチームを統率するリーダー。浦和でも、日本代表でも不可欠な存在となった。闘莉王との縦のポジションチェンジはコンビネーション抜群で、相手チームの脅威となった。

⑤ 新居辰基(サガン鳥栖)

J2で最高のストライカー。今シーズンは、全てのゴールがダイナミックだった。J2所属だからといって、その価値が落ちるわけではない。

⑥ 遠藤保仁(ガンバ大阪)

今シーズンも、ハイ・パフォーマンスで、G大阪でも代表でも活躍。シーズン終盤は病気のため戦線を離脱したが、遠藤がいなくなって、あらためて存在の大きさを感じることとなった。

⑦ 阿部勇樹(ジェフ千葉)

ナビスコカップ連覇の立役者。今シーズンは、CBでプレーすることが多かったが、質の高いプレーは相変わらず。オファーが殺到するだけの価値のある選手であることを証明した。ただ、できれば、来シーズンもジェフ千葉でプレーして欲しい。

⑧ 高原直泰(フランクフルト)

フランクフルト移籍で輝きを取り戻しつつある。思い切りのいいプレーで、得点ランクの上位をうかがう。シーズン二桁ゴールも十分に可能。ようやく、ドイツでも真価を見せ始めた。

⑨ 三都主アレサンドロ(浦和レッズ)

代表でも浦和でも、フル稼働。精度の高いクロスで、多くのチャンスを演出した。守備力と判断力が向上し、よりいっそう、危険なサイドアタッカーに成長した。

⑩ 本田圭祐(名古屋グランパス)

守備能力が大きく向上し、トータルバランスに優れた、優秀なアウトサイダーに成長した。名古屋でも、五輪代表でも、危険なプレーを披露し続けた。メンタル面の強さも魅力的。




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クラブW杯の開催に疑問②


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先日、クラブW杯と岩本輝雄選手についての記事を書いたところ、多くの意見をいただいたので、その続き。

■ ゲストプレーヤーの是非

まず、岩本選手が現役復帰を目指して懸命に努力してきたことと、今回のようにゲストプレーヤー的な扱いの選手が試合に出場することの是非を考えることは、全く別物だと思う。岩本選手に対する個人的な感情を加味して考えるのは、正ではないように思う。

来年、韓国でクラブW杯が開かれたと仮定する。アン・ジョンファン選手が、オセアニアチームの一員としてメンバー入りしていたとしたら、どういう感情をもつだろうか?決して、いい感じはしないだろう。

■ 選手を批判するつもりはない。

ただ、選手個人を批判するつもりはない。彼らは、(短期であれ、)実力を認められたからチームに加入したわけで、チームのために全力でプレーした。その姿は、プロフェッショナルそのものだった。

問題なのは、彼らの真摯な気持ちをもてあそぶような、FIFAと日本サッカー協会と日本テレビの態度である。大会を盛り上げたい気持ちは分かるが、偉大な選手に対する侮辱である。

■ 三浦知良選手に対する思い

昨シーズン、シドニーFCで出場した三浦知良選手。ボクは、Jリーグ創設前から、彼のファンだった(それは、同年代の多くのサポーターと同様に・・・)。切れ味鋭いドリブル、華麗なフェイント、そして、ここ一番での決定力。ボクにとって、彼は、最初のサッカーヒーローだった。特別な存在。だから、昨シーズンのトヨタカップでのカズ選手に対する扱いには、大きな憤りを感じた。いつもはかっこいいカズが、シドニーFCのユニフォームを着たときは、相当にかっこ悪く思えた。

客寄せパンダになることを承知で、シドニーFCの一員として試合に出場したカズ選手は、ものすごく偉かったと思う。ただ、好きな選手が粗末に扱われるのはつらい。そして、切ない。横浜FCでプレーするときとは比べ物にならないほどのカメラの前でプレーしたときの心情は、いかほどばかりだったか・・・。横浜FCでも、シドニーFCでも、カズはカズだった。でも、周りは違った。

ボクには、FIFAと日本サッカー協会と日本テレビの失態の尻拭いをさせられているようにしか見えなかった。悲しかった。だから、岩本選手のサポーターには、決して、同じような思いをしてほしくはなかった。

■ クラブW杯の開催意義は?

クラブW杯とは、いったい何のための大会なのだろうか?誰のための大会なのだろうか?三浦選手や岩本選手を好奇の目にさらしてまで、盛り上げる必要のある大会なのだろうか?そうは思えない。

もしかしたら、短期的には彼らの加入で注目度がアップするかもしれないが、決していいことではない。サッカーには、何より、ストーリーが大切である。例えば、岩本選手の活躍で、オークランドが優勝していたとする。そんな大会に価値はあるのだろうか?クラブW杯を継続して開きたいのであれば、必要なのは、フルメンバーどおしの真剣勝負を見せ続けることではないだろうか?




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クラブW杯の開催に疑問①


 Jリーグ Review Part1   J1 全18チーム 総評
 Jリーグ Review Part2   J1 Best11
 Jリーグ Review Part3   J1 Best Game
 Jリーグ Review Part4   J1 Topics
 Jリーグ Review Part5   J1 My Best Game 更新
 Jリーグ Review Part6   J2 総括 New!!!


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■ クラブW杯が開幕 

サッカーのクラブ世界一を決める「TOYOTA プレゼンツ FIFA クラブワールドカップ ジャパン 2006」(クラブW杯)が開幕し、アフリカ代表のアルアハリがオセアニア代表のオークランドシティFCを2ー0で下して準決勝進出を決めた。

前半は0-0で折り返したが、アルアハリは後半6分にフラビオのゴールで先制。さらに、後半28分には、直接フリーキックからアブータリカがゴール左隅に決めて追加点を挙げた。オークランドシティの岩本輝雄は、後半11分に途中出場を果たしたが、大きなチャンスを生み出すことはできなかった。オークランドシティは15日の5位決定戦に臨むことになった。

■ 世界一を決める大会?

トヨタカップの拡大版として昨年度から始まった同大会だが、アフリカやアジアなどそれぞれの地域で完結していた大会が世界につながったことで、大陸王者が狙えそうなチームのモチベーションアップという効果はあったものの、依然として、大会そのものに大きな価値を見出すことは難しい。

ヨーロッパと南米の間に大きな壁があって、文化交流がほとんどなかった時代は、まさに、”世界一を決める大会”であった。(トヨタカップは、はじめの5大会は、すべて南米勢が勝利。初勝利は、プラティ二率いるユベントスだった。当初は、南米の方が優位だった。)しかしながら、最近は、ヨーロッパのクラブとそれ以外のクラブでは、あまりにも格差が違いすぎて、世界一を決める大会という雰囲気はほとんどない。

ほとんどない、南米やアフリカ、オセアニアのクラブチームのサッカーを見られるという新鮮さはあるものの、いかんせん、名前を知っている選手が誰もいないので、感情移入しにくい。(以前であれば、日テレがスター候補に祭り上げたいと思っている選手について、誇張された情報を素直に信じて、「凄い、凄い。」と楽しめたかもしれないが、残念ながら、もうそんな純粋さはない。)

■ 岩本輝雄の出場の是非

大会の目玉選手として、オークランドに加入した岩本輝雄。何度も手術をしながら、それでも現役にこだわり続ける姿勢には敬意をはらうが、
それでも、彼は、今大会に出場するべきではなかったと思う。昨シーズンに続いて、特別枠での日本人選手のゲスト出場は、大会の価値を大きく下げることになった。

「客寄せパンダと呼ばれる覚悟で、オークランドへの入団を決意したテルの思いを安易に批判するな。」と非難していた人がいたが、かなり的外れな意見だと思う。J1でもなく、J2でもなく、たとえ、JFLであったとしても、ブランクがありながらも自らの左足の力だけで現役のプレーヤーとしてピッチにたつ権利を得ていたならば、そのときは大きな拍手を送っていただろうと思う。残念だ。

■ 無駄使いでは?

聞くところによると、この大会を日本に招致するために、相当なお金と労力が使われているという。無駄使いというほかない。ただ、真冬の豊田スタジアムのナイトマッチは、幻想的な雰囲気だっただろうなと思う。寒かったとは思うが、広々とした(閑散とした)スタンドで試合が見れた観客だけは、勝ち組だったと思う。




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高原 フル出場もチームは大敗

■ ホームでブレーメンと対戦

前節のアーヘン戦でハットトリックをマークした、高原直泰が、ホームで首位ブレーメンと対戦した。ブレーメンは、先日のCLでバルセロナに敗れて、グループリーグ敗退に終わったが、攻撃力のあるいいチームで、苦戦は必至だった。

高原は、フォワードで先発出場。フランクフルトのフォーメーションは非常に流動的なので、高原が下がってきてボールを受けることもあるし、サイドに流れて突破を図る場面もあり、布陣の表記は難しいが、ゴールに近いエリアに入り込む優先権を持っているのは高原なので、自然とゴールチャンスに絡んでいく。

■ 惜しいチャンス・・・

最も惜しいシーンは、前半10分ごろのプレーで、ペナルティエリア内でボールを受けた高原が、相手DFの頭の上をループ気味で浮かしてかわすと、GKと1対1になった。反転して放ったシュートはヒットせずにゴールはならなかったが、高原の豊かなイマジネーションが現れたシーンで、もしゴールになっていれば、歴史に残るゴールとなっていただろう。それほど、鮮やかなプレーだった。

ブレーメンが、DFナウドのハットトリックの活躍もあり、4対1と大量リードをしたあとは、フランクフルトが猛攻を仕掛ける。フランクフルトは、攻撃に出るときは、ポジションに関係なく、中盤より前の選手は、一気にゴール前に流れ込むので、パスの選択肢が多く、ビッグチャンスに拡大する。個々の能力に違いはあるが、ポジションが固定されがちだったHSVよりも、面白い攻撃をするので、高原にも多くのチャンスが回ってくる。

結局は、前掛かりとなったフランクフルトのDFラインの裏をついたブレーメンが、6対2で勝利したが、フランクフルトの攻撃陣は、今後に期待をもたせるシーンを多く作った。高原は、後半にも、エリア内でフリーでヘディングシュートを放ったが、枠に飛ばず得点は奪えなかったが、キレは抜群で、ドイツ代表DFのメルテザッカーを相手に奮闘した。

■ チャンスが得られれば・・・

海外に移籍したフォワードは、これまでなかなか結果が残せていないが、決して実力不足だったわけではない。日本代表クラスの選手であれば、イタリアでもスペインでも、トップクラブでない限り、総合力では他のフォワードに対して、必ず、優位に立っているはずである。試合に出場し、得点につながりそうなエリアに侵入できれば、年間10得点くらいは十分に計算できる。

ただ、その地位にたどり着くのが難しい。試合に出場すること、スタメンで出場すること、シュートの打てるポジションに入る権利を獲得すること、いくつかのステップが必要で、欧州リーグで実績のない選手に対してチームが好待遇するはずがないので、自らの手で勝ち取らなければならない。ヘラクレスで平山がフォワードのファーストオプションとなったのは、途中出場のときから実績を残していったからで、現段階の高原も自らのプレーでチーム内の信頼を勝ち取り、高い地位を築いているように思える。

■ 強いブレーメン

対戦相手のブレーメンは、強かった。ドイツ代表のクローゼ、フリングス、ボロウスキに加えて、ブラジル代表のジエゴの加入が大きく、ジエゴのテクニックがチームに多大な貢献をしている。ここまで、16試合で45得点はリーグダントツ。(バイエルンが16試合で26得点。)チェルシーやバイエルンよりも、CLの決勝トーナメントに進出して欲しかった。




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Jリーグ Review Part6   J2 総括


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9日(土)、Jリーグの入れ替え戦が行われ、ヴィッセル神戸がアビスパ福岡と対戦し、1対1のドローに終わったが、アウェーゴールの差で福岡を上回り、1年でのJ1復帰を決めた。したがって、来シーズンから、横浜FC・柏レイソル・ヴィッセル神戸の3チームがJ1で戦うことになる。

今シーズンから愛媛FCがJ2に加わったため、少しいびつな奇数チーム(13チーム)でのリーグ戦となったJ2は、4回戦総当りのため、4×12試合を戦う超長丁場となった。それでは、今シーズンのJ2を簡単に振り返る。




■ 誰も予想しなかった横浜FCの優勝

衝撃的な開幕第1戦終了時点での足立監督の交代だが、結果的には、大成功となった。高木氏の監督としての才能を見越したうえでの人事であったなら恐れ入りましたという感じだが、果たしてどうだったのだろうか。(興味深いところだが・・・。)

城彰二、山口素弘、三浦知良という3人の元日本代表のスターを軸に、高木監督の築き上げたサッカーは、非常にコレクティブだった。失点数は、48試合で32失点。その数値は驚異的で、フォワード出身の高木監督が、あれだけの守備組織を築き上げたことは賞賛に値する。全く、信じられない。

かつての代表選手を多くそろえたチームは世界中に数多くあるが、これだけベテランがいるにもかかわらず、横浜FCのサッカーは加齢臭という感じの重苦しさが全くなく、じつに、若々しくてみずみずしいサッカーを見せた。ベテランがいると、スローなサッカー(手抜きのサッカー)になりがちだが、いっさいの妥協を許さなかった高木監督の手腕は見事であった。

攻撃力(爆発力)に欠けるきらいもあったが、若いアウグストとアレモンの2人がチームにダイナミズムを加えた。特にアレモンは、シーズン途中の加入ながら、24試合で18ゴールの荒稼ぎ。試合を決定付ける貴重なゴールが多く、まさしく救世主だった。

■ J1復帰という使命を果たした柏

柏レイソルは、シーズン前に準レギュラークラスの選手を何人も失ったが、見事にJ1復帰を果たした。クラブの規模、サポート体制、選手層の全てが、J2の中では特出していたが、それだけにプレッシャーもきつかったと思う。シーズン中盤以降にやや失速し、J2優勝は果たせなかったが、最後に神戸を逆転した。

特に目立ったのは、ディエゴとフランサの両外国人選手。ディエゴはチームの核としてゴールを量産し、フランサはコンディション不良の影響もあり途中出場が多かったが、圧倒的なテクニックで見事に切り札となった。また、シーズンを進めるにつれて、蔵川洋平・李忠成(イ・チュンソン)・小林亮ら若手が経験を積んで、力をつけたことも大きかった。

■ 上質なサッカーを見せたヴィッセル神戸

バクスター監督を迎えたヴィッセル神戸は、入れ替え戦で福岡を破って、こちらも一年でJ1復帰を果たした。<4-3-3>のスタイルでロングボールを効果的に使った欧州スタイルのサッカーは、Jリーグのほかのどのチームにもないカラーをもっており、異色の存在だった。

右ウイングの朴康造と左ウイングの三浦淳宏のふたりは、チームの得点の多くに絡んで、まさに大車輪の活躍を見せた。懸念されたCFのポジションでは、シーズン序盤から、平瀬・茂木・近藤の3人の争いとなっていたが、シーズン中盤以降、近藤祐介が大成長を見せてラストスパートに大きく貢献した。強靭なフィジカルを生かして相手DFをなぎ倒して突進する近藤のプレーは衝撃的で、シーズン終盤に再三見られた。近藤の躍進は、今シーズンのJ2を語る上では、欠かせない要素である。

MFホルビィをシーズン途中で失った中盤では、栗原圭介や田中英雄の活躍が光った。栗原はトップ下のポジションで12得点をマークし、田中はチームの心臓として献身的に動き回った。

来シーズン、ヴィッセル神戸の美しいサッカーが、J1のピッチで見られると思うと、考えるだけでわくわくする。

■ 大躍進のサガン鳥栖

J1でも実績のある、ベガルタ仙台・コンサドーレ札幌・東京ヴェルディの3チームより上の順位でシーズンを終えたサガン鳥栖の躍進には驚かされた。かつては、Jリーグのお荷物といわれたチームでチーム消滅の危機に立たされたチームだったが、見事な結果を残した。

チームの象徴で、エースの新居辰基は、日本人最高の23得点をマーク。(日本人2位は、三浦淳と平本の15得点。)J2最高のストライカーとなった。170cmと小柄だが、スピードと判断力に優れ、崩れた体勢からでも枠に飛ばす技術を持っている。今シーズンも、ダイナミックなゴールが多かった。

鳥栖は、チームの躍進とともに、多くの観衆が鳥栖スタジアムに詰め掛けるようになった。11月12日の湘南戦では、鳥栖スタジアムに、なんと18231人の大観衆が集まった。

■ 波のあるシーズンを過ごした札幌

川崎FからFWフッキを獲得したコンサドーレ札幌は、J1を目指せるだけの戦力が備わっていた。DF加賀、MF砂川、MF西谷ら、各ポジションにタレントを擁し、名将・柳下監督の下、素晴らしいサッカーを見せた日もあった。しかしながら、最低の試合を見せた日もあった。要するに、試合ごとに波があって、長丁場のシーズンを戦い抜くだけの体力がなかった。

天皇杯での活躍を見れば分かるように、札幌はJ1のチームに混じって戦っても、十分にやっていけるだけの潜在能力を持ったチームである。柳下監督は、札幌をJ1でも戦えるチームに育てることを目標にチームを作った。ただ、今シーズン、必要だったのは、長丁場のJ2で戦えるチームであった。

それにしても、今シーズンのフッキの活躍は、センセーショナルだった。驚異的なスピード、破壊的な左足、そして、意外性溢れるラストパス・・・。彼は、現在のJリーガーのなかで、”最もお金を払ってでもプレーを見るべきプレーヤー”である。

■ 間違った道に進んだ東京ヴェルディ

ワシントン、小林大吾、小林慶行、林健太郎ら、主力選手を失ったとはいえ、東京VがJ2でも低迷するとは思わなかった。シーズン序盤から低迷を続け、最後まで浮上のきっかけすらつかめなかった。マルクス(元川崎)、石川(元鹿島)、海本(元新潟)らウイークポイントとなっていたポジションに即戦力となりうる選手を獲得したもの目立った効果は見られなかった。

ラモス監督は、かつてのヴェルディ川崎のような個人能力を生かしたブラジルスタイルのロマンチックなサッカーをしたかったのだろうか。それとも、リアリスティックに勝利だけを目指したサッカ-をしたかったのだろうか。その意図すら感じられなかった。

続投の決まったラモス監督に対する批判の声は大きいが、ラモス監督は最も厳しい状況でバトンを受けたという、擁護できる面もあった。ただ、それにしても、監督としては、力不足が目立った。今の東京Vに言えることは、「誤った道に進んだときは、引き返さなければならない。そして、その判断は早ければ早いほうがいい。」これだけである。

■ 理想的なモデルケースとなった愛媛FC

J2初挑戦ながら、9位に食い込む健闘を見せた愛媛FCの戦いぶりは、非常に興味深かった。戦力的にもクラブの規模でも、他のどこチームよりも劣っていたクラブが、クレバーなチーム作りで、J2に新鮮な風を吹き込んだ。今後、地方リーグからJ2昇格を果たしたチームは、今シーズンの愛媛FCをお手本にしたらいいかもしれない。

愛媛FCの特徴は、レンタル移籍中の選手が多いことであるが、面白いのは、ある程度実績のある中堅以上の選手を獲得したのではなく、潜在能力の高そうな若手をレンタルで獲得したことである。これが、成功につながった。

シーズン前に、サンフレッチェ広島から高萩洋次郎、田村祐基、森脇良太の3人をレンタルで獲得し、高萩洋次郎と森脇良太は、中心選手として活躍した。特に、MF高萩は、広島では才能は評価されていたものの、なかなか出場機会に恵まれなかったが、愛媛ではほぼフル出場し、大黒柱としてチームを引っ張った。年末のアジア大会では日本代表に選出されて、飛躍のシーズンとなった。

20歳前後の選手は、ユース代表歴のある選手でもなかなかトップチームでは出場機会に恵まれない。一番大事な時期に経験を積むことができなかったためか、その後の成長カーブが失速し、いつの間にか平凡な選手になってしまった、というケースを多く見てきただけに、高萩のようなケースは珍しい。将来有望だが、チーム構成の問題で出場機会に恵まれなかった選手を外に出して、レンタル先で成長して返してもらう、というやり方は、双方のチームにメリットが多く、今後、もっと増えればもっとリーグが活性化されていいと思う。

■ 世界で最も過酷なリーグJ2

J2は、”世界で最も過酷なリーグ”と表現されることがある。1シーズンが48試合にも及ぶ長丁場であること、東西に広がった日本の国土を横断する移動距離の大変さが、その由来である。今シーズンも、その看板に偽りはなかった。

J1に昇格することになった、横浜FC・柏レイソル・ヴィッセル神戸の3チームも、決して順風満帆に勝利を重ねていったわけではなかった。ただし、その苦しい思いを経験したからこそ、J1昇格を果たしたときの喜びは増幅されるのだ。

■ 日本サッカーの原型が見られる

J2では、選手の質ではトップリーグのJ1には劣る。一番の違いは、1人で局面を打開できる選手が少ないこと。1人で打開できないときはみんなで崩すしかない、というコンセプトのもと、J2では、チーム全員が連動して、ゴールを目指すスタイルが多くのチームに見られる。

例えば、チェルシーやアーセナルのサッカーを見て、「これがイングランドスタイルのサッカーだ」と考える人はいない。イングランドの伝統的なスタイルのチームは、プレミアリーグよりも、下部リーグのチームに多く見られる。これはJリーグでも同じ傾向が見られる。浦和レッズや川崎フロンターレよりも、サガン鳥栖や愛媛FCのサッカーのほうが、中学生や高校生が参考に出来そうな日本スタンダードのサッカーを見せている。

■ ドラマが起こる確率は同じ

昨シーズンは甲府が入れ替え戦で勝利し、今シーズンは神戸が入れ替え戦に勝利した。これで、J1の最下層のチームとJ2の上位層に戦力的な差はほとんどないことが実証された。

「J2だから。」と侮っている人は、きっと、これまで多くのドラマを見逃してきた人だと思う。レベルの違いこそあるが、W杯でも、CLでも、J1でも、J2でも、選手たちが懸命に戦うことには変わりはない。そして、その懸命な姿が、時にドラマチックな出来事を生み出す。ドラマが起きる確率は、舞台がどうであれ、違いはない。

■ J2 ベストイレブン

 GK 菅野孝憲(横浜FC)

身長179cmと小柄ながら、抜群の反射神経と飛び出しでゴールを守る、横浜FCの守護神。まだ22歳で、日本代表入りも期待される。驚異的な失点数を考えると、順当な選考。

 DF 北本久仁衛(神戸)

トーメの加入で、今シーズンは右サイドバックでプレーすることが多かった。攻守に活躍を見せ、DFリーダーとして、J1昇格に大きく貢献した。

 DF 早川知伸(横浜FC)

鉄壁の守備を築いたDFラインのリーダー。第4節以降、完全にレギュラーポジションを獲得した。

 DF 岡山一成(柏)

CBながら10得点をマークした、レイソル魂を体現する熱い男。柏スタジアムに熱狂を持ち込んだ。

 DF 坪内秀介(神戸)

右利きながら左サイドバックでプレー。精度の高いロングパスとクロスで攻撃の起点になった。攻守のバランスが取れた、J屈指の左サイドバックに成長した。

 MF 田中英雄(神戸)

ヴィッセル神戸を支えたダイナモ。無尽蔵のスタミナで、献身的なプレーを続けた。標準以上のテクニックも備わっている。

 MF ディエゴ(柏)

脅威の左足を有するクラッキ。21ゴール14アシストをマークし、柏のJ1昇格に大貢献した。

 MF 島田裕介(草津)

精度の高い左足をもつ、アシスト王。大宮からのレンタル移籍中で、来シーズンは、大宮に復帰することが予想される。

 FW 菅沼実(愛媛)

柏レイソルからレンタル移籍先の愛媛FCで、大活躍を見せた。愛媛では、左サイドハーフでプレーし、12得点を挙げた。北京五輪世代。

 FW 新居辰基(鳥栖)

23得点で、J2の日本人得点王。小柄だが、抜群の決定力をもつ危険なストライカー。J1チームからの引き抜きも予想される。

 FW フッキ(札幌)

左足の怪物。スピード・パス・シュートと全てが一級品。今シーズン終了後の札幌からの退団が濃厚。



J2 ベストイレブン




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つまんない



アジア大会でグループリーグで敗戦したことで、反町監督に対する非難の声が高まっている。一部では、監督の辞任を求める声が上がっている。(そんなバカはいるわけないだろうと思うかもしれないが事実である。)

2002年のワールドカップを経て、サッカーに関心をもつ人は増えたが、その質はそれほど向上していない。選手の能力を数値化し、ワールドカップで活躍したかどうか、CLで活躍したかどうか、欧州の主要リーグでレギュラーとしてプレーしているかどうかだけで、プレーヤーの価値を判断する傾向がある。ドイツW杯を終えて、その傾向はさらに高まった。

ダイジェストシーンは、いいプレーばかりを集めて編集したものである。これが理解できていないと、どんなチームのどんな試合を見ても「つまらない」と感じるだろう。ジーコでも、反町でも、そして、オシムでも。




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反町ジャパン 総括

アジア大会の北朝鮮戦に敗れて、グループリーグ敗退に終わった反町ジャパンの一年目を総括したい。




vs中国(A) したたかな勝利  

vs中国(H) 順当すぎる結果

vs韓国(A) 収穫のあったドロー

vs韓国(H) 可能性を感じさせた日韓戦

vsパキスタン(アジア大会) みっともない試合

vsシリア(アジア大会) 武器のある強さ

vs北朝鮮戦(アジア大会) GL敗退・・・




■ 最大の驚きは反町監督

反町監督が五輪代表に就任したとき、最適な人物だと思ったが、このチームのもつタレント性を生かせるのか、少し疑問に思っていた。新潟時代は、どちらかというと手堅いサッカーで勝利をつかむことが得意で、アグレッシブなサッカーを見せたわけではなかった。だから、7試合で見せた反町ジャパンの目指すサッカーの変化は驚きだった。

このメンバーは、大部分がユース時代から日本代表でプレーしており周知の仲だったとはいえ、これほど短期間にチームのベースができて、精度はともかく、監督の意図するサッカーが見せられるようになるとは思っても見なかった。

必ずしも結果にはつながっていないが、オランダユースで見せた大熊サッカーの醜さと比べると、雲泥の差がある。大熊時代は、メンバーは揃っているのにも関わらずピッチ上のサッカーは全く見るべきものがなかったが、反町ジャパンは、今後の可能性を感じさせるサッカーをしている。五輪代表チームで一番の驚きは、反町監督の進歩だった。これだけ短期間で、ころころメンバーが代わる状況にもかかわらず、一貫したサッカーが出来ている点は評価できる。

■ チームのベースは出来た

これまでの試合やJリーグでの試合を見る限り、FW平山、MF本田、DF青山、DF水本、GK西川の5人がこのチームの中心で、今後も、アクシデントがない限り、レギュラーの座は安泰だろう。逆に言うと、この5人のうちの誰か1人でも欠けると、途端にチームは混乱することだろう。

豪華メンバーが揃う中盤に比べると、FWやGKは、かなり層が薄く、今後の人材発掘に期待したいところだ。

■ 中盤の組み合わせはどうする?

反町監督が最も頭を悩ますのが、中盤の構成をどうするかということ。これまでの試合では、増田・本田・梶山・青山の4人がレギュラー格でプレーしてきたが、水野・家長・谷口・枝村・上田も控えており、人材は豊富。中盤のタレントを生かすためには、フォーメーションは、<3-6-1>が最適だが、まだ、当分は、ベストの布陣は見つからないだろう。

アジア大会では、本田の右サイドハーフ、谷口のトップ下という器用をためしたが、面白いアイディアだと思う。本田が右サイドにいると、家長との共存が可能になって、右でもタメが作れるようになる。また、谷口のトップ下は、ターゲットが平山ひとりになりがちな前線に、もう一枚高さが加わることになり、幅広い攻撃が可能になる。

■ アンカーに最適なのは誰か?

反町監督は、<3-1-3-2-1>もしくは、<4-1-4-1>のフォーメーションを好む。この布陣で重要になるのは、アンカーと呼ばれるCBと中盤をつなぐリンクマンの存在だ。これまでは、青山・本田・細貝の3人が起用されてきたが、いずれもいまひとつであった。

もともと、このポジションは、攻守ともに幅広い能力を持った選手でないとつとまらない。ビルドアップのときは、自然にアンカーにボールが集まってくるので、ボールを受けて素早く展開することが求められて、さらにはボールを奪われたときは、相手にプレッシャーをかけつつ、自軍に戻ってCBのフォローの仕事をしなければならない。

率直に言うと、この世代のなかでは、国際試合でアンカーを務められる選手は、誰もいないと思う。だから、オーソドックスにダブルボランチを採用した方がいいと思う。ボクが選ぶなら上田と谷口になるが、今後、いろいろな組み合わせを試してもらいたい。

■ 平山が不在のときはどうする?

コンディション不良が伝えられる平山だが、ボクは、もう、普通の状態になっていると思う。彼はもともとキレのあるタイプの選手ではない。五輪代表では、絶好調ではないが悪くないプレーを見せていると思う。

問題は、平山がいないときに、どういったサッカーができるか、ということになる。平山がいれば、相手DFのマークが集中するので、周りの選手がフリーになりやすいし、困ったときは平山の頭を目掛けて蹴ればいい、と安心感を持つことが出来る。

先日の韓国での試合は、カレンの1トップだったが、全くボールがおさまらずに、韓国に試合を支配された。見過ごされがちだが、アバウトに蹴ったクリアボールを前線で競り勝ってマイボールにしてくれるか、相手にボールが渡って二次攻撃を食らうかは、大きな違いがある。平山以外には、これといった選手がいないので、だれか出てきてほしいところだ。

■ ユース世代からの抜擢はあるのか?

まだ、別のチームで活動を行っているため融合ができていないが、来年度は、ユース世代(87年・88年生まれ)からも何人か、五輪代表に呼ばれるだろう。特に、梅崎・柏木・内田・福元の4人は、五輪代表でもレギュラーポジションを獲得したとしても不思議ではない。

ユース世代は、未完成ながら、森島・森本・マイク・伊藤ら、前線にタレントを抱えており、85年・86年世代とは、若干、ストロングポイントが異なる。期待したいところだ。

■ 方向性は正しいので

アジア大会では残念な最後になってしまったが、ぶっちゃけると、たいして価値のある大会ではないし、決勝トーナメントに進出できなくて、気にする必要はない。グループリーグで2勝して敗退というのは、運が悪かったと考えるしかない。(それよりも、大会のレギュレーションに大きな問題があるが・・・。)チームのベースが定まって、その結果、課題が見えたことが大きな収穫だった。方向性は間違っていない。




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日本×北朝鮮 GL敗退・・・

■ 引き分け以上で決勝トーナメント進出

引き分け以上で決勝トーナメント進出が決まる日本が、勝たないとグループリーグ敗退に終わる北朝鮮と対戦した。日本は、家長が今大会初のスタメン出場。

日本はいきなり開始4分に、FKで先制を許す。キックは防ぎようがなかったが、ファールを取られた辻尾の対応がまずかった。しかし、その直後に、右サイドの本田のタメから、増田が飛び出してボールを受けると、左サイドバックの一柳のヘディングで同点に追いついた。

■ パスミスの多い日本

前半の日本は、パスミスが多く、リズムをつかめなかった。それも、最後の段階のパスがミスになるのではなく、攻撃のスタートの位置のパスをミスすることが多かった。

気になるのは、ボランチの青山(敏)。どうも、能力以上のプレーをしようとしていて、苦しいパスを出すことが多い。チャレンジのパスを前線に送るのは悪くないが、青山のパスはリスクは高いもののリターンが少なくて、ボールを奪われると一気にチームがピンチに陥る。

注目された、本田と家長の併用に対する答えだが、まずは、本田を右サイドハーフにおいて家長を左サイドハーフに置く形でスタートした。途中で、両者がポジションチェンジを見せるシーンもあったが、なかなか、両サイドバックの辻尾と一柳がオーバーラップするシーンがなく、本田も家長もサイドで孤立気味だった。

■ 順当な北朝鮮の勝利

後半に入ると、日本は水本に代えて本田拓を投入し、<3-6-1>の布陣に変更するが、後半15分に、その本田のハンドからフリーキックのチャンスを与えると、再び、北朝鮮に直接決められて勝ち越しを許す。その後、前田とカレンを投入して同点ゴールを狙いにいくものの不発で、決勝トーナメント進出はならなかった。

試合内容を考えると、北朝鮮の勝利は順当だった。日本はあまりにも、自軍でのパスミスが多く、そのパスミスから危険な位置でセットプレーのチャンスを与えてしまって、前半と後半に、同じような位置からFKを決められてしまった。北朝鮮の選手のキックも見事だったといえる。

■ 課題はビルドアップ

これで大会を去ることになったが、中途半端に勝ち進むよりは、課題がはっきりと現れたのは良かったと思う。その課題とは、ビルドアップ。シリア戦では改善されていたが、パキスタン戦と北朝鮮戦の2試合は、ボール回しにリズムがなく、アタッキングエリアにボールがなかなか入らずにシュートシーンも作れなかった。

一番感じるのは、ビルドアップのときに難しいプレーをしようとし過ぎていて、その途中でボールを奪われてピンチになることが多いということ。単純にサイドの本田や家長にボールを預ければいいところで、無理をしてチームで崩そうとしているケースがあった。より高い理想を求めるのなら、そういう試みも悪くはないとは思うが・・・。

■ まだ始まったばかり
ただ、相手チームはフルメンバーに近い布陣だということ、日本はベストメンバーからほど遠いメンバーであること、グループ2位でもグループ敗退になるチームが出るという不可解なレギュレーションなど、考慮すべき余地はある。まあ、反町ジャパンは、まだ、はじまったばかりだ。




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神戸×福岡 運命の入れ替え戦 1st

■ 少し優位に立った神戸

入れ替え戦はヴィッセル神戸とアビスパ福岡の対戦となった。試合は、ホームの神戸が三浦・栗原・トーメの3人の主力を欠く苦しい布陣ながら、J1の福岡を相手に試合を優位に進めたものの、両チームとも決定打を欠き、スコアレスに終わった。

初戦でアウェーで引き分けて、次戦がホームでの試合ということもあり、福岡が有利に思えるが、今シーズンから、入れ替え戦でもアウェーゴール方式が採用されており、実際に優位な立場にあるのは、神戸の方である。1対1以上の引き分けでも、神戸のJ1昇格となる。

■ 三浦淳のいない影響

神戸のシステムは、<4-3-3>。左ウイングには三浦の代わりに茂木が入り、トップ下には栗原ではなくてガブリエルが入った。主力メンバーを欠く中、どういうサッカーをするのか注目されたが、いつものようなダイナミックなサッカーは出来なかった。

神戸のサッカーは、右に朴、左に三浦を配置する、古典的なオランダスタイルのウイングを擁するスタイルである。各個人が大きく開いてスペースを作って、効果的にロングパスを使って展開を図っていくサッカーである。ただ、この試合では、左の茂木が本職のウインガーではないため、どうしても中央に進入したがっていて、CF近藤とかぶる場面が多く、効果的な攻めは出来なかった。

ただ、後半に入ると、前半はブレーキだった茂木が、サイドで突破できるようになると、神戸は、一気にチャンスをつかむようになった。茂木は、切れのあるドリブルで福岡の右サイドを切り裂いた。結果的には、三浦に代わって茂木が入ったことで神戸は本来のサッカーが出来なかったが、逆に、相手の意表をつく形になって、福岡を混乱させた。

■ MOMは田中英雄

ボクは、どちらかというと、三浦の欠場よりも、栗原の欠場の方がチームに響いたと思う。代役のガブリエルは、若くて突破のあるいい選手だがボールを持ち過ぎるきらいがあり、ボールをもてば面白いプレーをするものの、試合には入れていない時間帯も多く、不十分な出来だった。中盤と前線をつなぐリンクマンとして、今シーズンは、非常にいいプレーを見せていた栗原が万全であれば・・・という気がする。

MOMは、神戸のMF田中英雄で決まり。エネルギッシュでチームを鼓舞できる選手で、その上、一定以上のテクニックも備えた、優秀な選手だが、この試合も、いつもどおり、高いパフォーマンスを見せた。この試合では、セットプレーのキッカーも任されていて、なかなかのボールを蹴っていて、幅広い活躍を見せた。

神戸としては、初戦を無失点で終えたことが何よりも大きい。これで、次節で1点取れれば、相手は、2点以上が必要になる。

■ ホームに戻ることの出来る福岡

一方の福岡は、次にホームで戦えるということで、ドローでもOKという考えだったのだろう。こちらも、悪くない考えである。初戦のスコアレスドローがどういう影響を与えるのか、2戦目を終えてからでないと判断できない。




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日本×シリア 武器のある強さ

■ 平山のゴールで勝利

アジア大会のグループリーグの第2戦で、日本代表はシリアと対戦し、1対0で勝利した。後半33分に、本田のクロスをヘディングで決めた平山のゴールが、決勝点になった。

これで、グループリーグ突破は決定的と言いたいところだが、グループ2位でも予選落ちの可能性があるレギュレーションなので、次の北朝鮮に敗れると、得失点差の争いになって、突破はかなり難しくなる。引き分けでもOKなので、したたかに戦ってもらいたい。

■ 持ち味を十分に発揮した日本

相手のシリアが、ある程度、攻めてきたので、パキスタン戦と違って日本も攻撃のときにスペースが合って、このチームが目指すムービングサッカーが披露できたと思う。反町監督が試合後に、プランどおりの試合だったと自画自賛していたが、そのとおりで、このコンディションで、このメンバーだったことを考えると、今、出来る100%の力が出せたと思う。

この試合は、<4-1-4-1>で、平山の1トップで、トップ下に谷口と増田を起用する新しい布陣だった。右サイドバックに辻尾、左サイドバックに一柳、右サイドハーフに高萩、トップ下に谷口と4選手が、本来のポジションではない位置での起用となったが、それぞれの選手が持ち味を発揮した。

■ 高いポテンシャルを発揮した辻尾と一柳

右サイドバックの辻尾は、本来はフォワードの選手だが、清水エスパルスでも右サイドバックの練習をしているらしく、心配された守備面も問題なくこなした。また、フォワード出身らしく、縦に抜けるスピードに魅力があり、アップダウンを繰り返すだけのスタミナも備えている模様で、将来的には、サイドバックを本職として生きていくのかどうかは分からないが、馬力のあるサイドバックで、面白い存在だと思う。

一柳は、今大会の日本の選手のなかで、一番目立っている選手。不慣れなサイドバックというポジションながら、積極的なプレーを見せている。守備だけでなく、攻撃に絡んでいて、器用な一面を見せている。つなぎのパスでミスをするシーンもあるが、前向きにフィードをしようする意欲が感じられて、チームにいい影響を与えている。この世代は、水本・青山に続く第3のCBが手薄だったが、一柳が強烈にアピールしている。

■ 武器のある強み

決勝ゴールは、本田→平山のホットラインから生まれた。本田の左足と平山の頭は、このチームの大きな武器である。武器を持たないチームは、得点を奪うためにより多くのステップを踏まなければならないが、このチームは、”いかにして左サイドで本田をフリーにするか”ここまでを考えればいい。プレッシャーの少ない状態で本田がボールをもてば、高確率で精度の高いクロスが入ってきて、そのボールを、中央にいる平山がゴールを決めるというシーンが容易にイメージできるからである。

谷口のトップ下起用も面白かった。もう1人の攻撃的MFの増田がテクニックとスピードを生かして攻撃に変化を加える存在なので、タイプが全く異っていてバランスも取れるし、これまではターゲットが平山一枚だった前線にもう一枚高さが加わることになる。1.5列目タイプとしては、カレン・前田らも控えるが、現段階では、谷口の起用がベストだと思う。

アンカーの位置に入った本田については、おそらく評価が分かれるだろうが、ボクは、面白いプレーを見せたと思う。青山(広島)に比べると展開力で劣りつなぎのパスでミスが多かったが、機動力と前進力は青山にはない魅力である。経験不足のきらいはあるが、面白い素材だと思う。アンカーの位置では、まずはバランスを取ることを求められることが多いのだが、あれだけリスクを背負って、前に飛び出していくプレーヤーも珍しい。

■ 楽しみな家長の起用方法

今後の見所としては、家長の起用法ということになる。一番可能性が高いのが、一柳に代えて左サイドバックで起用することだが、一柳のプレーも光っているので、家長をスーパーサブとしてベンチに温存する可能性も考えられる。果たして、本田との競演は実現するのか、楽しみなところだが・・・。

ひとつ、気になるのが、平山が(怪我などで)試合にでられなくなったら、どうなるのかという点である。ムービングサッカーが出来ているのは前線で平山が安易にボールを失わないからであるが、その核がいないときに、代わりになれる選手がいるのか、不安に思う。

■ 提言

最後に、ひとつだけ。今大会には、23歳以下+オーバーエイジ3人の選手の参加が認められているのだが、日本は、五輪代表の強化のために21歳以下で大会に臨んでいる。この考えも悪くはないが、素直に規定に従って、大会に臨んでも良かったのではないかと思う。

五輪代表は、(順調にいけば、)2008年の夏まで、約2年の強化時間が与えられている。このメンバーであれば、アジア予選で敗れることはありえないので、今大会の出場は遠慮してもらって、22歳・23歳の選手が中心で大会に挑んでも良かったと思う。

この世代(83年・84年生まれ)は、狭間の世代になるので、前の世代(81年・82年生まれ)や後ろの世代(85年・86年生まれ)に比べると、圧倒的に国際経験が不足している。順調にA代表に入って活躍している選手もいるが、UAEユースやアテネ五輪のあと、国際試合から遠ざかっている選手も多い。冠のついた大会に、こういう選手たちを出場させて、経験を積ますことも、十分に強化につながるように思うが・・・。

例えば、こんなメンバーで。







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Jリーグ Review Part5   J1 My Best Game


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My Best Gameは、7月23日の京都サンガと清水エスパルスの試合(J1 第14節)。西京極で行われたナイトマッチ。後半36分に、京都のアンドレが先制ゴールを上げたものの、その直後に久保山に決められて同点に追いつかれる。さらに、そのすぐ後に、京都にPKが与えられるが、アンドレのシュートを西部がファインセーブ。しかし、直後のCKから、パウリーニョが勝ち越しのゴール。京都が劇的な勝利をおさめた試合である。豪雨のなか、真夏とは思えないほどの寒さの中での試合だったが、試合終了間際の展開は、ドラマチックだった。

Best Gameについて考えるとき、”スタジアムで試合を見たのか”、”テレビの生中継で見たのか”、”録画中継で見たのか”、”試合結果だけを見聞きしただけなのか”、によって、印象は大きく違ってくる。テレビ中継で見た試合も感動が得られるが、やはり、スタジアムで見た試合が強く印象に残っている。前述の試合は、おそらく、多くの人の記憶には残っていない試合かもしれないが、ボク的には、最も印象に残る、Best Gameだった。劇的な勝利の後、その余韻を引きずったまま急ぎ早に電車に乗り込んとき、久々(3ヶ月ぶり)のJ1での勝利の余韻を味わう京都サポーターとその空間を共有できたことが、思い出になっている。

シーズン前は、京都サンガというチームにそれほど興味はなかったが、それ以後は、J1の中で、最も気になるチームになった。歯がゆい試合も多かっし、苦しい試合が多かったが、その分、勝利したときは、喜びが倍増した。幸いなことに、西京極で試合を見たときは、2戦2勝の勝率10割。今シーズンの全勝利数は「4」だけだったので、その半分は目の前で見たことになる。

Best Gameについては、各々、違った思いをもっているだろう。あなたにとっての、ベストゲームは、どの試合でしたか?




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Jリーグ Review Part4   J1 Topics


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①全体の底上げが見られた

浦和やG大阪という強豪クラブでも、楽に勝てるチームはひとつもなかった。リーグの全体的なレベルアップが見られた。

当然、選手個々のタレント力では各チームごとに差はあるが、タレント不足を戦術で補うクレバーな戦いを見せて、試合が壊れることはほとんどなかった。

②日本人ストライカー 頑張れ

ワシントン(26得点)・ジュニーニョ(20得点)・マグノ(26得点)がゴールを量産し、得点王争いを繰り広げた。佐藤寿人(18得点)、我那覇(18得点)、播戸(17得点)ら、日本代表フォワードも健闘したが、食らいつくことは出来なかった。

気になるのは、日本人フォワードのシュート数の少なさ。シュート数ランキングは、マグノ(162)・バレー(114)・マルキーニョス(114)・ジュニーニョ(108)・ワシントン(106)・ウェズレイ(98)・パウリーニョ(97)・チョジェジン(95)・ルーカス(95)・エジミウソン(85)と続いて、ようやく11位に日本人トップの佐藤寿人(78)が登場する状況である。もっと積極的にシュートを狙って欲しい。

③力をつける日本人監督

J1では、関塚(川崎)、長谷川(清水)、大木(甲府)という3人の日本人監督が、内容の伴ったサッカーで好成績をおさめて、リーグを盛り上げた。実績のある、岡田(元横浜)、山本(元磐田)の両氏がシーズン途中で辞任に追い込まれる中、監督業界でも世代交代の機運が高まりつつあることを印象付けた。

近年は、平凡なチームだった千葉や大分が、オシムやシャムスカを招聘しチーム改革に取り組んで成功をおさめたように、監督の手腕がチームの運命を大きく左右するようになってきた。選手と同様に、フロントにもプロフェッショナルな仕事が求められる。

④海外からの帰還組の苦戦

小野・柳沢・大久保・平山と、海外リーグからJリーグに復帰した選手が、軒並み苦戦を強いられた。いずれの選手もクラブでレギュラーポジションをつかめず苦しんだ。

特に、W杯を前にJリーグに復帰した、柳沢と小野は日本代表でも活躍が期待されたものの期待外れに終わり、W杯以後もコンディション不良に悩まされた。

⑤ホームで浦和を倒すことがステータスに

ホームスタジアムが赤に占領されてしまう危険性はあるが、浦和レッズをホームに迎えて試合を行うことは、ビッグイベントになりつつある。観客数は、横浜M(50572人)、名古屋(32109人)、FC東京(41528人)、京都(16492人)、鹿島(34236人)、福岡(21545人)で、ほとんどのクラブが浦和戦で、今シーズン最高の観客動員を記録した。

リーグの終盤戦は、横綱相撲を行う浦和をどのチームが、どうやって倒すのか、一番の興味の対象となった。

⑥ 目覚しい若手の躍進

今シーズンは、内田・枝村・本田・藤本・梅崎・梶山・水本・青山・野沢・太田・柏木ら若手の躍進が目覚しかった。W杯が終わって、オシム監督が積極的に若手を抜擢させたことも、リーグの活性化につながった。

各チームに優秀な若手が続々と出現したことで、各チームとも、将来への明るい希望が見えた。

⑦ ACLに対する期待

浦和レッズがリーグ優勝したことで、2007年度のACLに出場するチームは、浦和レッズ(2005年度天皇杯覇者)と川崎フロンターレ(浦和レッズのリーグ優勝による繰上げでリーグ2位)の2チームとなった。

ACLになってからJリーグのチームは結果を残せていないが、その大きな理由は、ACLとJリーグを比べると、はるかにJリーグの方が重要で収入源となるものであったから、ACLは軽視せざる得ない状況であったからである。ただでさえ過密日程なのに、ACLまでベストメンバーで臨んでいれば、選手がパンクする可能性が高かった。注目度も低く、予選敗退しても仕方がないと思っている。

ただ、来シーズンの浦和レッズには、大きな期待をしたい。このチームには、リーグ戦と平行してアジアに遠征して、勝利するだけのパワーをもっている。負の歴史を変えるのは、浦和レッズ以外にない。




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Jリーグ Review Part3   J1 Best Game


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① 第1節(2006/3/5) 広島3-4鹿島(ビッグアーチ) 投票所へ

→ 2年半ぶりにJリーグに復帰した柳沢が、開幕戦でハットトリックの大活躍。3点目は、度肝を抜かれる、鮮やかなオーバーヘッドだった。一方の広島も、ウェズレイが2得点。

② 第3節(2006/3/18) 甲府1-0川崎(小瀬) 投票所へ

→ 開幕2試合で13得点を挙げた川崎に対して、甲府は、見事な戦いを見せて、J1での初勝利を飾った。85分にバレーが放った超ロングシュートは、35メートルの距離をものともせず、ネットに突き刺さった。

③ 第7節(2006/4/9) 福岡0-1浦和(博多の森) 投票所へ

→ 博多の森を埋めた大観衆のもと、90分間、浦和の攻撃に耐えていた福岡DFだったが、ロスタイムにゴールを許した。試合を決めたのは、闘莉王のヘディングシュートだった。

④ 第9節(2006/4/22) 清水2-1浦和(エコパ) 投票所へ

→ 前半25分、マルキーニョスのゴールで2点リードを奪った清水だったが、残り時間は浦和の猛攻に耐える時間となった。最終的には、6バックの布陣になって守りきった清水は、この試合で大きな自信を手にした。

⑤ 第13節(2006/7/19) 新潟2-1浦和(ビッグスワン) 投票所へ

→ J1再開の初戦。ホームに浦和をむかえた新潟が、J1で初めて浦和から勝利を挙げた。粘り強い守備で、浦和の攻撃を凌いだ。

⑥ 第18節(2006/8/19) 福岡4-5京都(博多の森) 投票所へ 試合レポート

→ 決してレベルは高くなかったが、残留をかけた死闘。パウリーニョのミドル、城後のオーバーヘッド、加藤のミドルと、3つのスーパーゴールが生まれた。

⑦ 第19節(2006/8/23) 京都4-4C大阪(西京極) 投票所へ 試合レポート

→ J1残留をかけたライバル対決。名波と大久保の活躍でC大阪がリードを奪うも、京都がロスタイムに手島のゴールで追いついた。絶対に負けられない戦いであった。

⑧ 第23節(2006/9/23) G大阪4-0川崎(万博) 投票所へ 試合レポート

→ J1首位攻防戦。アウェーでの万博に乗り込んだ川崎だったが、G大阪の前に全く歯が立たなかった。数的優位な状況ではあったが、両チームの間には、確かに実力差が感じられた。

⑨ 第25節(2006/10/1) 甲府3-2G大阪(小瀬) 投票所へ

→ 絶好調のG大阪が、甲府の前にまさかの不覚をとった今シーズンのターニングポイントになった試合。ホームの小瀬は強くて、魅力的だった。3点差をつけられたあとのG大阪の猛攻も、見ごたえがあった。

⑩ 第27節(2006/10/14) 鹿島0-4千葉(鹿島) 投票所へ

→ ナビスコカップの前哨戦は、阿部の独り舞台だった。見事なハットトリックで、鹿島を沈黙させた。

⑪ 第28節(2006/10/21) 浦和2-2川崎(さいたま) 投票所へ 試合レポート

→ 首位攻防戦。満員の観衆は、両チームの見せた攻撃サッカーに酔いしれた。最後まで、勝ち点「3」だけを目指した浦和の戦い方は、高く評価できる。

⑫ 第28節(2006/10/22) FC東京3-2G大阪(味の素) 投票所へ

→ 味スタ劇場の第1弾。負けられないG大阪に対して、0対2からの信じられないような大逆転劇。鈴木規郎の弾丸シュートは永久保存版。

⑬ 第30節(2006/11/11) FC東京5-4川崎(味の素) 投票所へ 試合レポート

→ 味スタ劇場の第2弾。負けられない川崎に対して、1対4からの信じられないような大逆転劇。今野のミドルシュートが突き刺さったとき、スタジアムは、興奮のるつぼと化した。ただし、ジャッジには疑問が残った。

⑭ 第31節(2006/11/18) 名古屋1-0浦和(豊田) 投票所へ

→ 豊スタが真っ赤に染まった。シュート数はわずか3本だったが、後半34分、ヨンセンのヘディングシュートで挙げた1点を守りきった。カテナチオを体現した。

⑮ 第32節(2006/11/23) 清水4-3川崎(日本平) 投票所へ

→ 川崎の夢を打ち砕いたのは、藤本淳吾の左足だった。驚異的な活躍でハットトリックの大活躍。川崎も最後まで追いすがったが、届かなかった。

⑯ 第33節(2006/11/26) FC東京0-0浦和(味の素) 投票所へ 試合レポート

→ 勝てば浦和の優勝が決まる大一番。ほぼ2分された赤と青のスタジアムが両チームの攻防に熱狂した。ホームの東京が積極的に戦ったが、ゴールは奪えなかった。異質な空間だった。

⑰ 第33節(2006/11/26) G大阪3-2京都(万博) 投票所へ

→ 夢をつなぐためには、勝つしかない両チームが、雨中の万博で見せた死闘。ロスタイム、京都のMF星のシュートを松代がスーパーセーブで防いだその直後、マグノ・アウベスが勝ち越しのゴールを挙げた。G大阪の夢がつながった瞬間、京都の希望がついえた。あまりにもドラマチックな試合だった。

⑱ 第34節(2006/12/2) 浦和3-2G大阪(さいたま) 投票所へ

→ 新黄金カード。最高の舞台で、浦和レッズが最高の成果を手に入れた。真っ赤なスタジアムは異常な熱気だった。




<これまで寄せられたご意見>

ryu530さん(FC東京サポ)

G大阪×FC東京(10月22日 第28節 味の素)

[選出理由] 今野のゴールから始まったスペクタクルな大逆転劇は最高だった。同様の展開だったF川崎戦は不安定なジャッジや遅延行為で後味が悪かったので、ファインゴール連発だったガンバ戦に投票します。




TOKYO BAYさん(FC東京サポ)

浦和レッズ×川崎フロンターレ(10月21日 第28節 さいたま)

[選出理由] わくわくするゲームであった。今期を盛り上げた両チームだけに、アグレッシブなゲーム展開であった。解説者の方が言っていたように、こういうゲームをすれば、サッカーファンが増えるだろう。




ひろさん(FC東京サポ)

G大阪×FC東京(10月22日 第28節 味の素)

[選出理由] あの残り時間からの逆転。涙が出ました。




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Jリーグ Review Part2   J1 Best11


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■ 2006年 ベスト11(1st Team)

GK 山岸範宏(浦和)

川口(磐田)や楢崎(名古屋)も候補であったが、最も安定感のあった山岸を選出する。シーズン途中から、都築に代わってゴールを守るようになると、もともと安定感のあった浦和DFはさらに強固になった。

派手なセーブはそれほど多くなかったが、とにかく、単純なミスがなくて、DF陣に安心感を与える存在である。オシム監督によって、初めて日本代表に選出されたのも納得である。

DF 田中マルクス闘莉王(浦和)

文句なしの選出。DFとしては、ペレイラ(V川崎)以来のリーグMVPの可能性も十分。浦和DFを支えたのは、間違いなく闘莉王だった。得点も7得点をマークし、その中でも、貴重なゴールが多かった。

昨シーズンまでの闘莉王と決定的に違ったのは、精神面の充実である。無駄なファールやイエローがなくなって、非常にクリーンなDFに成長した。それでいて攻撃精神は健在。プレーヤーとして大きくステップアップした。もはや、日本最高のDFの地位は、中澤のものではなく闘莉王のものである、といっても言いすぎではない。

DF 阿部勇樹(千葉)

MF登録ながらCBで起用されることも多かったので、DF部門で選出。チーム自体は、不本意な順位に終わったが、阿部のパフォーマンスは高みで安定していた。今シーズンも、二桁得点を挙げたが、セットプレーからのゴールが多かった。

阿部は、チームが逆境のときに、普段以上の力を発揮することの出来る稀有な才能を持っている。千葉が押し込まれているときは、阿部のプレーを注視する事をお勧めする。

MF 山田暢久(浦和)

これほどの潜在能力を秘めていたとは思っていなかった。完全な認識ミスであった。浦和レッズ優勝の立役者は、キャプテンの山田暢久である。

右ウイングバックで長らくチームのレギュラーを務めたきたが、今シーズンは大型補強もあって、レギュラーの座が安泰ではなかった。事実、夏場は、ポジションを失ったこともあった。しかしながら、永井雄一郎、田中達也、そして、小野伸二という3人の優秀な選手を相手にしながら、シーズン終盤は、彼らをベンチに追いやって、トップ下でスタメン出場を続けた。

切れのあるドリブルと、意表を突くロングシュートは、浦和の攻撃にアクセントを加えただけではなく、数多くの重要なゴールを決めて見せた。終盤戦は、素晴らしいプレーの連続だった。

MF 鈴木啓太(浦和)

終盤に入ると、ややパフォーマンスが落ちたものの、全体を通してみると、十分なパフォーマンスを見せた。課題だった展開力も向上の跡が見えて、日本代表でも欠かすことの出来ない存在となった。特に、闘莉王がオーバーラップをしたときの、リスクマネージメントは完璧で、闘莉王がゴールを量産できるのは、鈴木啓太がいるからこそである。

鈴木啓太のプレーを見ていて、10年ほど前、浦和レッズに長身のドイツ人DFがいて、(守備力は世界クラスだったが、)攻撃精神の旺盛な彼がオーバーラップしたときに、その裏をつかれて失点をかさねていたことを思い出した。鈴木啓太の重要性を一番感じているのは、おそらく、その方であろう。

MF 中村憲剛(川崎)

大躍進を果たした、川崎の司令塔。日本代表にも選出されて、飛躍のシーズンとなった。得意のパスだけではなく、自己最高の10得点をマークし、得点力も光った。

類稀なボールコントロールでボールを保持し、計ったようなタイミングで繰り出すスルーパスが最大の魅力。ボランチの位置から攻撃的なパスを出すことはリスクを伴うが、中村憲剛はパスミスをしないので、全くピンチにはつながらない。

MF 伊東輝悦(清水)

大躍進を果たした、清水エスパルスの大黒柱。運動量が豊富で、テクニックがあって、クレバーで、自ら突破して局面を打開することも出来る。今シーズン、ボランチの相方の枝村がブレークしたのも、伊東の存在があってのものだった。

前園・城・小倉・中田といったアトランタ戦士が次々とピッチを去る中、いまなお、トッププレーヤーとしてJ1に君臨するのは、驚くべきことである。清水は、伊東の後継者探しという、難解な課題をかかえている。

MF 遠藤保仁(G大阪)

遠藤がいなくなった後も、G大阪はチーム全員でよく戦ったが、やはり、遠藤の穴は埋めようがなかった。遠藤がいるガンバと、遠藤がいないガンバは、全く別物である。

精度の高いプレースキックはさらに威力を増して数多くのゴールをアシストし、さらには、崩しの段階でも、チームの攻撃のほとんどに絡んで攻撃に変化をつけた。昨シーズンまでも素晴らしかったが、今シーズンは、さらに進化を遂げたように思う。

繰り返しになるが、病気でのリタイアは残念である。過密日程の前に、さすがの遠藤も耐えられなくなったということだろうか。この離脱がなければ、2006年は「遠藤の年」として記憶されたかもしれない。

MF 太田吉影(磐田)

前田遼一にするか、太田にするか迷ったが、今シーズンの成長度を考慮して、太田を選出。サイドアタッカーからトップ下(フォワード)へのコンバートが大成功し、超人的な活躍を見せた。

ドリブル突破は脅威的で、決定力の高さも魅力的、さらには、運動量も豊富と、非の打ち所のないアタッカーに成長した。新生ジュビロの象徴的な存在。

FW マグノ・アウベス(G大阪)

精彩を欠いた時期もあったが、やはり、他の選手とは少しレベルが違った。スピードに乗ったときは、誰にも止められなかった。移籍一年目ながら、26得点を挙げて、初の得点王に輝いた。

アラウージョの穴を埋めるのは困難と思われたが、見事に代わりを果たした。2トップを組んだ播戸とは、当初は呼吸が合わなかったが、徐々に呼吸が合い始めて、脅威のコンビとなった。文句なしの選出。

FW ワシントン

マグノ・アウベスと並んで、得点王を獲得。移籍一年目ながら、チームになくてはならない存在となった。

圧巻なのは、ボディバランスの良さとペナルティエリア内での落ち着きである。ペナルティエリア内でワシントンがボールをもつと、無敵の状態になる。決定機を外したとしても、決して折れない不屈の精神で、メンタル面も規格外だった。




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■ 2006年 ベスト11(2nd Team)

GK 川口能活(磐田)

中盤以降、快進撃を続けたジュビロ磐田を支えた、日本代表の守護神。決して安定感があったとはいえない磐田のDF陣を、後方から鼓舞した。1対1に強く、安定感もあった。

DF 坪井慶介(浦和)

快速を武器に、シーズンを通して、相手FWにほとんど仕事をさせなかった。シーズン終盤に怪我で離脱したが、それまでのパフォーマンスは高く評価されるべきである。

DF アレックス(福岡)

福岡の入れ替え戦進出に大きく貢献した、超攻撃的左サイドバック。チーム事情で、フォワードで起用されたときもあった。強力な左サイドアタックの主役となった。

DF 山口智(G大阪)

G大阪のDFを支えた、日本代表CB.チーム事情で左サイドバックで起用されたときも、高パフォーマンスを見せた。そして何よりも、セットプレーでのゴールシーンが印象的。遠藤とのコンビは、ホットライン。

MF 羽生直剛(千葉)

オシムの申し子で、千葉の”走るサッカー”の象徴。オン・ザ・ボールの動きが格段にアップし、危険な存在になった。クレバーな選手。

MF 谷口博之(川崎)

ボランチながら、脅威の13得点をマークした大型選手。勝負強さも目立った。得点力だけではなく、体を張った守備も光った。

MF 二川孝広(G大阪)

高度なテクニックで、チャンスを演出する司令塔。6得点を挙げるなど、ゴールへの意欲が増した。13アシストは、リーグ2位。

MF 三都主アレサンドロ(浦和)

高精度のクロスで、数多くの歓喜の瞬間を演出した日本最高のサイドアタッカー。守備能力の向上に著しく、オシムジャパンでも、不動のレギュラー。左足のクロスは、もはや芸術の域。

FW ヨンセン(名古屋)

17試合で10得点を挙げて、チームの救世主となったノルウェー代表ストライカー。得点力だけではなく献身的なプレーも光る、本物のプロフェッショナル。

FW ジュニーニョ(川崎)

20得点11アシストをマークした、褐色の弾丸。我那覇との2トップは、補完性もあって最高のコンビとなった。

FW 前田遼一(磐田)

高度なテクニックが光る、磐田のストライカー。15得点を挙げて、日本代表にも選出された。勝負強く、試合終了間際の劇的なゴールが多かった。




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Jリーグ Review Part1   J1 全18チーム 総評


 Jリーグ Review Part1   J1 全18チーム 総評
 Jリーグ Review Part2   J1 Best11
 Jリーグ Review Part3   J1 Best Game
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□ J1の34節が終了

J1は、浦和レッズが最終節で、ライバルのG大阪を3対2で勝利して、見事なリーグ優勝を果たした。また、ACLへの出場権が与えられる年間2位には、川崎Fが食い込んだ。その一方で、C大阪と京都サンガのJ2降格が決定し、柏のJ1復帰と福岡と神戸の入れ替え戦進出が決まるなど、歓喜&落胆の一日となった。

シーズン前の予想順位は、以下のとおり。

1位 浦和 2位 G大阪 3位 千葉 4位 鹿島 5位 広島 6位 清水 7位 磐田 8位 横浜 9位 大宮 10位 FC東京 11位 C大阪 12位 甲府 13位 川崎 14位 新潟 15位 名古屋 16位 大分 17位 京都 18位 福岡

そして、最終順位は、

1位 浦和 2位 川崎 3位 G大阪 4位 清水 5位 磐田 6位 鹿島 7位 名古屋 8位 大分 9位 横浜 10位 広島 11位 千葉 12位 大宮 13位 FC東京 14位 新潟 15位 甲府 16位 福岡 17位 C大阪 18位 京都

これを見ると、期待以上だったのが、川崎F・名古屋・大分であり、期待はずれだったのが、広島・千葉・C大阪ということになる。

開幕前 順位予想(上)
開幕前 順位予想(中)
開幕前 順位予想(下)

以下で、簡単に、各チームの今シーズンを振りたいと思う。

 ■ シーズンを通して安定した戦いを見せた浦和(1位)

シーズン前に、ワシントン・小野・相馬・黒部らを獲得し、Jリーグ史上最高のタレント集団といわれた浦和レッズが、見事にリーグ初優勝を果たした。世界トップクラスのスタジアムとサポーターに囲まれて、ホームでは圧巻の強さを見せた。

浦和の優勝の原動力となったのは、高い守備力である。闘莉王・坪井・堀之内(ネネ)の3バックに、長谷部・鈴木啓太のダブルボランチで組む守備ラインは安定感抜群で、決して破綻することはなかった。2番目に失点の少ない清水の失点数が「41」であることを考えると、浦和の失点数「28」は脅威である。

攻撃陣では、期待されたMF小野がなかなかチームにフィトせず、ベンチに座ることが多かったが、その代役として攻撃的MFにコンバートされた山田が大車輪の活躍を見せて、終盤戦のチームを引っ張った。シーズン序盤は、攻撃的な選手を多くピッチに配したことで、バランスが悪かったが、山田とポンテをトップ下に起用し、平川を右ウイングバックに起用したことで、チームのバランスは格段に良くなった。小野・永井・田中をベンチに置くという決断は、かなり難しいものだったと思うが、このあたりの操縦法は、ブッフバルト監督の手腕であり、高く評価できるところである。

欲を言うと、このメンバーであれば、もっと攻撃的で魅力的な試合が出来たように思う。”優勝”という結果は素晴らしいが、このチームはもっと大きな可能性をもっている。来シーズンの進化に期待したい。

カテゴリー 浦和レッズ     


 ■ 攻撃サッカーでリーグの主役になった川崎F(2位)

2位と大躍進を遂げた川崎フロンターレ。これで、変な圧力がなければ、来シ-ズンはACLに参戦することになる。

躍進の原動力は、中村憲剛と谷口博之のダブルボランチ。ダブルボランチがともに、二桁のゴールを挙げたチームは、過去、ほとんど記憶にない。素晴らしいのは、それだけ攻撃的に戦っていたにもかかわらず、全く守備のバランスが崩れていなかった点である。この組織力は見事であった。

目立ったのは、とにかくボールを下げずに、前へ前へ、という姿勢である。ジュニーニョと我那覇の2トップは素晴らしい動き出しで後方のオーバーラップを促しただけではなく、自らもゴールを量産した。選手層の薄さに問題点を抱えていたので、主要メンバーがシーズンを通して、健康に戦えたことが大きかった。

カテゴリー 川崎フロンターレ     


 ■ 王者らしくシーズンを通して戦ったG大阪(3位)

最終節に自力優勝を残した形で、さいたまスタジアムに乗り込んだガンバ大阪だったが、”さいたまスタジアムで、3点差で勝利する”というミッションは、あまりにも厳しすぎた。先制点を奪ったまでは理想的な展開だったのだが、前半27分のポンテの同点ゴールで、全ては終わった。

それでも、今シーズンのG大阪が見せたサッカーは、J1の中では、最高に洗練されたものだった。DFラインからのフィードが正確で、テクニックのある中盤が連動してスペースメーキングを行いながらボールを展開していくサッカーは、非常に、”日本らしいサッカー”であった。病気のため、大黒柱の遠藤を欠く不運もあったが、それでも、最後まで、浦和レッズに食い下がった。

シーズン前に、大黒とアラウージョが退団しスケールダウンが心配されたが、マグノ・加地・明神ら新戦力が十二分に力を発揮し、その穴を感じさせなかった。日本サッカーのイメージリーダーとして、来シーズン以降も期待したい。

カテゴリー ガンバ大阪     


 ■ 目覚しい躍進を果たした清水エスパルス(4位)

天皇杯で好成績を残したこともあり、ある程度の活躍は予想されていたものの、ここまでの成績を残すとは思っていなかった。藤本・兵働・枝村・伊東のカルテットは、J1の中では、最もテクニックがあって、最もインテリジェンスな中盤を構成した。

なんといっても、兵働・藤本・枝村・青山・矢島らフレッシュな選手が続々と現れてきたのが、新鮮だった。特に、CBの青山は、オシム日本代表にも選ばれて、五輪代表でも中心として期待される超のつく逸材である。清水という土地柄もあり、勝たなければいけない、というプレッシャーもあった中で、若手選手を次々に抜擢し、そして結果も残した長谷川健太監督のマネージメント能力は素晴らしかった。

また、伊東や市川といった、経験豊富だが近年精彩を欠いていた選手が見事な復活を果たしたことも記述しておきたい。特に、MF伊東は、今シーズンのリーグのベストMFといっても過言ではない。若いチームをプレーで引っ張った。

カテゴリー 清水エスパルス     


 ■ 将来につながる実り多きシーズンとなったジュビロ磐田(5位)

ジュビロ磐田の復活も、今シーズンの大きな話題のひとつである。黄金時代を築いた、藤田・名波・服部・中山らに続く新しい世代がなかなか彼らの壁を乗り越えられずにいたが、W杯前に突如、辞任を表明した山本監督に代わってアジウソン監督に就任すると、積極的に若手を起用して、起用された選手たちが見事に指揮官の期待に応えた。

なかでも、太田吉影である。もともと、右サイドからの強引な突破に定評があったが、アジウソン監督によって、より自由なポジションを与えられて躍動した。ドリブル突破だけではなくて、パス能力の向上も著しく、すでに試合をコントロールするだけの実力を備えた。来シーズンは、きっと代表のピッチでも躍動することだろう。

終盤戦に入ると、浦和やG大阪を撃破するなど、リーグを混乱させた。そのサッカーは、単に勝ちにこだわるだけではなく、チーム全員が連動して動いて、流れるようなパスワークで崩すジュビロらしいサッカーであった。昔のビデオフィルムを引っ張り出してこなければ見られないと思っていた、あの魅惑的なサッカーが復活しつつある。

課題は、継続性。見事なパスワークで相手を翻弄する時間帯もあれば、相手に押し込まれて一方的に攻め込まれる時間帯もある。いかにして、安定感のある試合運びが出来るようになるかが、来シ-ズン、好成績を残せるかどうかの分岐点である。

カテゴリー ジュビロ磐田     


 ■ 新旧交代が進みつつある鹿島アントラーズ(6位)

アウトゥオリ監督を招聘し10冠を目指した鹿島だったが、小笠原の移籍や柳沢・本山らの不振で、その願いはかなわなかった。アウトゥオリ監督は、リーグ戦以上にナビスコカップに力を注いで決勝戦に挑んだが、千葉の前に敗れ、シーズン終了後に、退任することになった。

アウトゥオリ監督は、伝統的な鹿島アントラーズのスタイルをベースにチーム作りを行ったが、期待された劇的な効果は得られなかった。それでも、内田や青木がレギュラーポジションを獲得し、中後・増田・田代といった選手も出場機会を得て、貴重な経験を積むことができたのは、今後に向けて大きな財産となるだろう。時期監督には、実績のある中堅以上の選手たちを腐らせることなく、徐々に若返りを図ってもらいたい。野沢を筆頭に、タレントは育ちつつある。

カテゴリー 鹿島アントラーズ     


□ 中位グループのがんばり

今シーズンのJ1の特徴は、第1グループ(浦和・川崎・G大阪)、第2グループ(清水・磐田・鹿島)、第3グループ(名古屋・大分・横浜・広島・千葉・大宮・東京・新潟・甲府)、第4グループ(福岡・C大阪・京都)と、くっきりと色分けできたことである。その中でも、第3グループは、7位の名古屋と15位の甲府の間には、わずかに勝ち点「6」の差しか存在しなかった。

これら9チームの間には、戦力の差はあるものの、チーム力の差はほとんどなく、中位クラブどうしの試合といえども、白熱した好ゲームが多かった。

 ■ ヨンセン加入で激変した名古屋グランパス(7位)

夏場にヨンセンが加入するまでは、J2降格の危険性もあった名古屋だが、FWヨンセンの加入が、チームを大きく変えた。ターゲットタイプで得点力があるだけではなく、献身的なプレーも厭わず、まさしく、チームの救世主となった。

そのヨンセンとコンビを組むことで、スピードスターのFW杉本が大ブレークし、MF本田圭祐も日本代表に選ばれるまで成長を遂げた。本田とヨンセンのホットラインは、31節で浦和を撃破する見事な決勝ゴールを挙げるなど、相手チームの脅威の的となった。

シーズン序盤は、なかなか機能しかなかったフェルフォーセン監督の戦術だが、シーズンを進めることに徐々に機能し始めた。オランダ人らしく、欧州ナイズされた組織的なサッカーだが、来シーズン以降、さらに洗練されていけば、かなり面白いチームに仕上がる可能性がある。名古屋としては、久々に次シーズンにつながる一年が送れたと思う。

カテゴリー 名古屋グランパス     


 ■ 予想外の健闘を見せた大分トリニータ(8位)

大分は今シーズン、予想外の成績をおさめた。シーズン前は、マグノ・吉田という攻撃の中心選手が抜けて、戦力ダウンが心配されたが、高松・梅崎・松橋の3人が急成長を見せて、シーズン中盤まで、優勝の可能性を残した。

特に、梅崎は日本代表にも選ばれて、注目度が飛躍的にアップした。鋭いドリブルと左右両足から放たれる強烈なシュートは魅力十分で、次シーズンの更なる躍進に期待したい。また、GKの西川も日本代表に選ばれて、貴重な経験を積み、J1でも屈指のキーパーに成長した。資金面では決して恵まれたチームではないのだが、ユースから優秀な若手が出始めており、期待の出来るメンバー構成になってきている。

カテゴリー 大分トリニータ     


 ■ 転換期をむかえた横浜Fマリノス(9位)

開幕から4連勝を重ねてスタートダッシュに成功した横浜Mだったが、その後は、相次ぐ怪我人もあって失速。19節終了後、岡田監督が辞任し、水沼監督が就任すると一時は持ち直したが、継続性はなく、不本意な10位でシーズンを終えることになった。

今シーズンの開幕直後に見せた横浜のサッカーは、非常に洗練されていて、面白いサッカーをしていたと思う。マグロンがチームになじみ、マルケスの加入で前線にポイントが作れるようになったことで、後方から押し上げることが可能になって、分厚い攻撃を見せた。このサッカーが一年を通じて出来ていれば、横浜が今シーズンのJ1を制していてもおかしくなかった。それだけ、急激な失速は残念だった。岡田監督を筆頭に、久保・中澤・奥ら、中心メンバーに勤続疲労のあとが見られて、核となる選手が次々と離脱していったことが響いた。

それでも、中盤戦以降、復帰した山瀬が、圧倒的なパフォーマンスでチームの中心となり、来シーズン以降に、大いに期待を抱かせるプレーを見せたことが収穫だった。奥・中西・ドゥトラ・平野らベテラン選手が退団するなか、山瀬にかかる期待は大きい。

カテゴリー 横浜Fマリノス     


 ■ 異質なサッカーで上位に滑り込んだサンフレッチェ広島(10位)

スタートダッシュに失敗した広島だったが、ペトロビッチ監督をむかえて、チームは大きく変化した。斬新だったのは、森崎和幸や盛田といった選手をCBで起用したことだ。フィード力をアップさせることで支配力をアップさせることを目指した。確かに、相手FWへの対応では本職のCBには劣っており不用意な失点もあったが、ペトロビッチ監督の試みは非常に面白かった。

ペトロビッチ監督は若手の起用にも積極的で、ユース代表の柏木が大ブレークし、左足からマジックを連発してレギュラーポジションを獲得した。また、MF青山は、五輪代表でもレギュラーを獲得し、目立たない存在ながらも、チームを支える重要な選手へと成長を遂げた。

そのほかにも、若手では、前田・高柳・高萩(愛媛へレンタル中)・中尾らが控えており、タレントが豊富。不確定要素は多いものの、このチームには、未知の魅力がある。来シーズンのサンフレッチェは、躍進するかもしれない。

カテゴリー サンフレッチェ広島     


 ■ ジレンマのシーズンとなったジェフ千葉(11位)

ジーコ監督に代わってオシム監督が日本代表の監督に就任すると、アマル・オシム氏が監督に就任した。サッカースタイルは継続されたものの、なかなか勝ちきれずに順位を上げることはできなかった。

試合を押し気味に進めていながら決定機を逃し続けて、試合を落とすことが多く、内容的には優っているのに勝ち点を取りこぼす試合が目立った。決定力に関しては、選手の生まれ持った資質によるものが大きいのが、決定力不足はチームの課題ではあるが、すぐに解決する問題ではないので、対応が難しかった。

それでも、巻と阿部が日本代表のレギュラーを獲得し、羽生・山岸・水本・佐藤勇人が代表に初選出されるなど、個人個人を見ると、飛躍のシーズンとなった。目指すサッカーに問題はないので、成績をアップさせるには、選手個々がレベルアップ出来るかにかかっている。

カテゴリー ジェフ千葉     


 ■ 勝負の一年になる来シーズンの大宮アルディージャ(12位)

シーズン前に、マルティネス・小林大吾・小林慶行・土屋を獲得して、大躍進が期待された大宮だったが、結局は、上位争いに食い込むことは出来なかった。

シーズン序盤、小林大吾が大活躍を見せたが、結局、タレント力を生かした新しいサッカーを目指すのではなくて、既存のサッカーにタレントたちを当てはめた(押し込めた)だけサッカーになってしまった。今シーズンの大宮は、才能に見合っただけのサッカーは出来なかった。

今シーズン限りで、三浦監督は退任し、チームは新しい時代に入る。来シーズンは、勝負の一年になる。

カテゴリー 大宮アルディージャ     


 ■ ジャンプ・アップのための停滞期だったFC東京(13位)

FC東京は、ガーロ監督をむかえて上位進出も期待されたが、結局、13位に終わった。その原因は、チームの方向性が明確ではなかったことにつきる。ポゼッション重視なのか、カウンター重視なのか、最後まで定まらなかった。

ただ、これは、仕方ない部分もある。FC東京には、石川・今野・梶山・徳永・平山・鈴木・馬場といった優秀な若手が揃っていて、どんなサッカースタイルでも対応できそうなメンバー構成となっている。いろいろなスタイルに挑戦する、そういう時期も、チームのステップアップには必要である。その中から、チーム独自のサッカースタイルを築き上げていけばいいと思う。今シーズンの一時的な停滞は、来シーズンのジャンプアップのため、といえるのかもしれない。

来シーズン、原監督が復帰することが濃厚であるが、2年連続で期待を裏切ることは許されない。G大阪戦・川崎戦と、2試合続けて劇的な勝利をおさめたことで、”味スタ劇場”とも呼ばれたが、劇場とは、そもそも、いつも、ドラマを見せてくれるからこそ、そう呼ばれるのである。FC東京には、来シーズンこそ、全ての試合で、ドラマチックな試合を見せて欲しい。それだけのタレントは揃っている。

カテゴリー FC東京     


 ■ 着実な進歩を見せたアルビレックス新潟(14位)

シーズン前は、カリスマ・反町監督が退任し、その影響が心配されたアルビレックス新潟。最終順位こそ14位に終わったが、シーズン中は、常に中位以上をキープしており、着実な進歩のあとを見せた。

特に、仙台からMFシルビーニョを獲得したことで中盤の構成力が大幅にアップし、鈴木慎吾やエジミウソンの個人能力がこれまで以上に生かせるようになった。鈴木慎吾は、サイドアタッカーながら、9得点をマークして、決定力の高さを存分にアピールした。

ただ、中位グループから上位グループに食い込むためには、全体的にレベルアップする必要がある。ファビーニョの代役として、どういう選手を獲得するのだろうか?オフの注目ポイントとなる。

カテゴリー アルビレックス新潟     


 ■ 驚きのシーズンを過ごしたヴァンフォーレ甲府(15位)

シーズン前に、ヴァンフォーレ甲府のJ1残留を予想した人は、ほとんどいなかった。今シーズンの甲府は、そんな事前の、浅はかな予想を見事に裏切る立派な戦いぶりを見せた。

このチームの魅力は、なんといっても、攻撃精神に溢れたサッカーに尽きる。同じく昇格組の福岡と京都が下位に沈む中で、甲府は、降格争いに巻き込まれることなくシーズンを終えた。甲府というクラブのインフラを考えると、奇跡的と言える。

一番印象的なのは、G大阪と打ち合って3対2で勝利した試合である。甲府のサッカーの魅力に引きつかれて、小さな小瀬スタジアムが満員になるという現象は、まさしくJリーグの理想とするものである。甲府には、いつまでも、今シーズンのような、チャレンジャーの気持ちでシーズンを戦って欲しい。これ以上ない、J1の一年目だった。

カテゴリー ヴァンフォーレ甲府     


□ 熾烈な争いとなったボトム3の戦い

福岡・C大阪・京都の3チームに絞られた残留争いは、最後まで予断を許さなかった。潜在能力では一番上だと思われたC大阪も、なかなか波に乗れずに、抜け出すチームは現れなかった。そんな中、川勝監督のもと、組織的なサッカーでしぶとく戦った福岡が、入れ替え戦進出に進んだ。

 ■ 入れ替え戦に滑り込んだアビスパ福岡(16位)

C大阪・京都サンガとの熾烈な残留争いを制した福岡。個のタレントでは両チームに劣っていたものの、塚田セレッソや美濃部サンガと比べると、はるかに内容のある、質の高いサッカーを見せており、順当な結果だったといえる。

チーム全員が、どういうサッカーをするのか意思統一されていて、ベースが出来ていたので、プレッシャーのかかる試合になっても、決して大崩れすることはなかった。川勝監督の手腕は、見事だった。

ただ、まだ、残留が決まったわけではない。神戸との入れ替え戦は、すぐに待っている。ただ、例年は、J1のチームがネガティブな気持ちで入れ替え戦をむかえて、J2のチームがポジティブな気持ちで入れ替え戦をむかえるのだが、今シーズンに限っては、神戸の方が、入れ替え戦を戦わなければならないという落胆の気持ちが大きいと思う。戦力的にはほぼ互角だが、アビスパ福岡が若干、有利と見る。

カテゴリー アビスパ福岡     


 ■ まさかの降格となったセレッソ大阪(17位)

大久保・西澤・古橋・森島ら、有り余るタレントを擁しながら、まさかの降格となったC大阪。スタートダッシュに躓いて小林監督を7節終了時点で更迭したが、塚田監督に交代した効果は、ほとんど見られなかった。

残念だったのは、最後まで、チームから危機感が伝わってこなかったことである。終盤戦になって、チームが一体になって戦ってきた福岡と比べると、雲泥の差があった。

また、塚田監督の監督としての資質も、大いに疑問に思った。C大阪としては、勝てば福岡の結果に関わらずOKという状況だったのは分かるが、この大一番で、ライバルの福岡の結果を、監督が試合終了まで知らなかったというのは、(事実ならば、)全く信じられない。プロの監督とは思えない失態である。

チームの潜在能力自体はもっと上の力があったとは思うが、結局、最後までタレント達を融合させることが出来ず、ただ前線に並べただけという状況になってしまった。特に、MF古橋の起用方法は、到底、納得できるものではなかった。残留の救世主と期待された名波については、限られた出場時間であったが、試合に出場すれば効果的なプレーを見せてチームを引っ張ったが、チームメートに対してあまりにも高いレベルを要求しすぎた感もあって、チームの順位を上昇させるまでには至らなかった。

また、ホームの長居第1スタジアムが改修工事のため、秋以降、使えなかったのも響いた。長居第2も悪いスタジアムではないが、収容人数の問題もあり長居第1のような大観衆を前で試合をすることができず、相手チームに威圧感を与えることが出来なかった。

カテゴリー セレッソ大阪     


 ■ 一年でJ2に逆戻りとなった京都サンガ(18位)

最終節を待たずに降格が決まった京都は、監督の交代時期に疑問が残った。また、怪我人が多く、ベストメンバーで試合に臨むことがほとんどなく、終盤戦では、層の薄さが大きく響いた。

ただし、今シーズン、MF斉藤がリーグ屈指のプレーメーカーに成長を遂げ、CBもしくはSBでプレーした児玉も、左利きという特性を生かして、守備面だけではなくて攻撃の基点としても活躍をし、怪我がちだったとはいえ、右SMFの加藤大志も、果敢な突破で、試合に躍動感を加えた。また、シーズンの終盤には、MF中山がトップ下のポジションで、印象的なプレーを見せた。

一年間だけのJ1で、失ったものも大きかったが、得るものも同様に大きかったように思う。一年でJ1に昇格できるかどうかの戦いは、すでに始まっている。

京都サンガの低迷の原因についての詳細は、こちら。

カテゴリー 京都サンガ     





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リスタートの季節②

今シーズンも、J1・J2とも、残り1節だけになりました。思い起こすと、今シーズンも、幾多の名勝負が繰り広げられました。

2006年シーズンのJリーグのベストゲームだと思う試合を教えてください。


こちらのフォーム

から、その理由も添えて、記入をしてみてください。




11月30日は、Jリーグのチームにとっては特別な日で、各チームのサポーターにとっては、最も憂鬱な気分にさせられる日です。今年も、日本代表を経験している大物選手が何人も、戦力外を通告されています。

■ ジャーンについて

今シーズンのFC東京の低迷の一番の理由は、守備が安定しなかったから。センターバックに茂庭とジャーンが並んだときは、安定感があったが、他のメンバー(伊野波・藤山・増嶋・中澤ら)がスタメンで起用されたときは、著しく安定感を欠いた。怪我が多かったとはいえ、実際問題として、ジャーン以上のCBを獲得することは、かなり難しい。やや疑問が残る判断となった。

■ 原博美監督について

FC東京への復帰が濃厚といわれる原博美監督。この選択には、賛否両論あると思うが、ボクは賢明な判断だと思う。「一年で復帰させるのなら、この一年はなんだったのか?」ということもいえるが、ガーロ→倉又路線は誤りだったいうことを、素直にフロントが認めたということだろう。世界中を探しても、原氏以上にFC東京の監督にふさわしい監督はいないだろう。最も適した監督であることに違いはない。

今のFC東京は難しい。磐田や鹿島、横浜のように、伝統のあるチームならば、どんな監督になっても、ある程度、チームのやり方(目指すサッカーのベース)が固まっているので混乱はないのだが、FC東京のようなトップリーグでの経験の少ないチームであれば、まだ、しっかりとしたチームの方向性が固まっていないので、監督の好みによって、チーム戦術が左右されることがある。

特に、FC東京には、石川・今野・梶山・徳永・平山・鈴木・馬場といった優秀な若手が揃っていて、このタレントを見ると、サイド重視のサッカーでも、カウンタースタイルのサッカーでも、ポゼッションサッカーでも、どんなスタイルにも対応可能であると思われる。そんな状況の中で、どっちつかずにな、いまひとつ、やり方が定まらなかったのが今シーズンの、FC東京だったように思う。

前回の監督時代には、原氏の理想とするサッカーとピッチで行っているサッカーに、(タレント不足もあって、)若干のズレがあったが、今の選手層を見ると、もう言い訳は許されない。原氏がどんなサッカーを展開するのか、楽しみだ。

■ 柳下正明監督について

札幌のフロントの考えは、理解できない。今シーズン、J1昇格争いにも参加できなかったのは事実で、試合中の選手交代に問題があるなど、
不備があったのは事実だが、札幌の目指しているサッカーには可能性を感じた。

監督を交代させるときは、しっかりとした理由がなくてはならない。「成績不振がふるわなかったから監督を交代する。」というのは、その理由にはならない。後任の監督の目処がついていて、現在の体制で行くよりも、結果が残せる可能性が高いと判断した上での決断であればいいが、ビジョンがない監督交代は、チームを迷走させるだけである。この交代劇で、札幌はJ1昇格の可能性が、かなり小さくなった。残念だ。

■ アウトゥオリ監督について

チームの方向性を巡ってフロントと対立して、契約更新にならなかったようだが、ボクは、むしろよかったと思う。アウトゥオリ監督は、優秀なキャリアをもつ監督ではあるが、転換期をむかえた鹿島アントラーズに最適な監督ではなかった。

おそらく、サンパウロのような、タレントが揃っているチームであれば、戦略を駆使して、チームを勝たすことの出来る優れた監督なのだろうが、今の鹿島の監督に求められるのは、それだけではない。トニーニョ・セレーゾ監督からアウトゥオリ監督に変更したのは、吹っ切れた新しい鹿島アントラーズを作って欲しいという願いからだったと思うが、アウトゥオリ監督のチーム作りは、どちらかというと、保守的な感じで期待通りの仕事はできなかった。

”世界一の監督・アウトゥオリ”というブランドだけを見ている人にはもったいない人事に見えるかもしれないが、鹿島アントラーズの将来を考えると、悪くない結末だと思う。




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