サッカーコラム トータルフットボール

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[live] FC東京×浦和 情熱の味の素スタジアム

■ 味スタへの道のり

勝てばリーグ優勝の決まる浦和レッズが、アウェーでFC東京と対戦するJ1第33節。前売り券はすでに完売していて、徹夜組も出ているという噂である。仕方がないので、いつもよりもかなり早めに出発。

新宿駅から、京王線で飛田給に向かう。駅のホームは、いつもは青一色なのであるが、今日は、さすがに赤が目立つ。スタジアムの向かうサポーターが占拠する車内の雰囲気が、”もうすぐスタジアムだ”という高揚感を増大させる。

■ FC東京というチーム

味の素スタジアムに行くのは、3回目。味スタ以外でも、FC東京の試合をかなり多く観ているので、たまに、FC東京のサポーターと間違えられてしまうのだが、そんなことはなくて、この試合も、どちらサイドで応援するか、なかなか決まらなかった。ただ、先日、TVで川崎戦を見て、FC東京サイドで試合を観戦することに決定した。

降格の可能性もなくなって、FC東京にとっては消化試合のひとつではあるが、ライバル視する浦和レッズに、ホームで優勝を決められるというのは、これ以上ない屈辱である。そのエネルギーが、何かしでかしそうな予感もあった。

■ 6対4で青が優勢

スタジアムに到着したのは、試合開始の1時間半も前。それでも、スタジアムは、もう大観客が集まっていた。赤に占領されているかと思われたが、割合は意外にも、6対4で青が優勢であった。

FC東京の選手がピッチに姿を見せると、レッズサポから大ブーイング。そして、レッズの選手がピッチに姿を見せると、FC東京サポから大ブーイング。今シーズン限りでの引退が決まっている、三浦文丈には、暖かい拍手が送られる。スタジアム内は、試合前からハイテンションである。

■ 攻勢を仕掛けたFC東京

FC東京は、GKが鉄人・土肥ではなく塩田であったが、それ以外は、事前の予想通り。4-5-1で、徳永・ジャーン・伊野波・藤山の4バックで、ルーカスの1トップ。一方の浦和は、3-6-1。内館・闘莉王・ネネの3バックで、ワシントンの1トップである。

試合は、予想に反して、序盤からFC東京が攻勢を仕掛ける。立ち上がり1分、MF馬場のロビングパスを受けた石川がDFラインの裏に飛び出して、アウトにかけたシュートでゴールを狙う。いきなりチャンスを作って、スタジアムを盛り上げる。

その後も、FC東京は、FWルーカスがボールを受けて、サイドに散らす展開で、いい形を作っていく。しかしながら、闘莉王の壁は厚く、なかなか、クロスにあわせることが出来ない。一方の浦和は、トップ下の山田とポンテがボールを持つと危険な香りが漂うが、肝心のワシントンがジャーンに封じられてしまう。ボールがおさまらないのでサイドアタッカーを生かすことが出来ず、前半はほとんどチャンスを作ることが出来ずに終了した。

■ 意外と単純なレッズの攻撃

浦和の攻撃は、

① 平川と三都主のサイド攻撃
② 山田とポンテのドリブル突破(個人技)

のどちらかでチャンスを作ることが多い。闘莉王は例外だが、あまり前後左右にポジションチェンジを行うわけではないので、実は、それほどバリエーションのある攻撃を見せるわけではない。MF長谷部のアイディアを生かした攻撃がもっともっと見られてもいい気もするが、単純な攻撃でもこれまでは形になっているので問題ないというのが、ブッフバルト監督の考えなのだろう。

■ 両チームの豪華な交代カード

後半も、引き続きFC東京が優勢。MF梶山が高い位置でボールを受けられるようになって、トリッキーな”タメ”からチャンスを演出する。しかし、浦和の守備はなかなか崩しきれず。0対0のままで、後半15分を過ぎる。

FC東京には、宮沢・鈴木・平山相太がいて、浦和レッズには、小野・田中達・永井・相馬・岡野がベンチに控えている。なかなか、相手守備陣を崩しきれない両チームがどういうカードを切っていくのか、ここが、この試合で一番、頭を使って、いろいろと考えをめぐらす、面白い時間帯だった。

■ FC東京の選択

FC東京は、

 ・サイドからクロスは上がっている。
 ・ただし、中で闘莉王に跳ね返される。
 ・高さでは不利。
 ・セットプレーのチャンスも多い。
 ・守備のバランスは崩したくない。
 ・リズムは悪くない。

という状態だったので、FW平山相太の投入もあるかなと思ったが、まず、選択したのは左MFの鈴木。スタメン出場したMF戸田は、豊富な運動量と飛び出しでかなりのパフォーマンスを見せていた、ここ最近、試合を決める決定的な仕事を多くこなしてきた鈴木を最初に起用してきた。

やはり、鈴木規郎のパンチ力は魅力がある。スタジアムの観衆も、鈴木の一発を期待して、ボールを持つだけで大歓声が起こる。事実、2本、惜しいシュートを放った。ガーロ監督時代は、左サイドバックでスタメンだったが、怪我明け後は、倉又監督になって、ベンチスタートが続いている。切り札として、ベンチに温存しているという考えも出来るが、やはり、90分、使って欲しい選手である。

■ 浦和レッズの選択 

対する浦和は、

 ・ワシントンでボールがおさまらない。
 ・両サイドがほとんど生かされていない。
 ・守備では、石川&徳永の対応に苦戦。
 ・引き分けでも、OKといえばOK。

という状況であったので、永井か田中達也を投入して2トップする作戦や、三都主に代えて細貝を入れて4バック気味の布陣に変更する作戦が考えられたが、まず選択したのは、やや精彩を欠いていたMF山田に代えて小野伸二の投入であった。

この小野の投入が、これまでほとんど攻撃できていなかった浦和を活性化させる。小野の投入で中盤に落ち着きが出てきた浦和は、ようやく平川と三都主の両サイドが生きる展開になった。小野のパスからワシントンが抜け出すシーンもあったが、ワシントンが決められず。結局、0対0で終了した。

■ 評価できるFC東京の戦いぶり

負ければ浦和の優勝が決まるという立場だったFC東京であったが、非常に情熱的な試合を見せた。試合の終盤までスコアレスの状態が続いたのは、31節の名古屋×浦和と全く同じ展開であったが、名古屋が完全に劣勢の状態であったに対して、この試合のFC東京は、終始、試合の主導権を握った。

ここ最近の守備陣の不安定さから、大量失点を喫する可能性もあっただけに、FC東京の守備陣の頑張りは、驚きだった。特筆すべきは、CBジャーン。得点源のワシントンを完封した。ワシントンに入ったボールをワシントンがキープしてサイドに展開してクロスというのが、浦和の得点パターンのひとつだが、くさびのパスをほとんどワシントンに通さなかった。

■ 右サイドで躍動した石川

攻撃面で目立ったのは、右SMFの石川。久々に、石川らしいダイナミックなプレーを見た気がする。対面は日本代表の三都主であったが、右SDFの徳永と連携して三都主に攻撃に参加するチャンスを与えず、石川の攻撃力で三都主を自陣に押し込めた。

石川は、もともとクロスの精度があまり高くない。それなのに、最近は、最近は、中途半端なアーリークロスを上げて、得点チャンスを逸するという場面が多く見られていたが、この試合では、エンドラインいっぱいの深い位置まで、ドリブルで切れ込んでいく積極性を見せた。

■ 課題はゴール前の人数

確かに浦和の守備は厚かった。ただ、何度もクロスを上げながら、なかなかシュートシーンまでつながらないじれったさは残った。闘莉王とネネの高さは驚異的だが、どうにも、中の枚数が少なくて、あっさりクリアされてしまうことが多かった。もともと、1トップで起用されているルーカスがターゲットタイプではなくて、ルーカスも中盤まで下がってプレーすることが多いので、トップが不在になるシーンも多かった。

ゴール前の枚数不足を改善するには、中盤の選手の更なる頑張りが必要である。ダブルボランチの今野と梶山は、ボール回しでも、守備面でも、かなりいいプレーを見せたが、もっとゴール前に絡んで、シュートを放つばめんがあってもいい。そのためには、もっと攻撃のときに、ポジションバランスを崩すことも必要である。

守備のときはバランスを守ることが大切だが、攻撃のときは、時には、バランスを崩して攻め入ることも必要。例えば、右サイド石川がボールを持てば、かなりの確率でゴール前にボールが上がってくる。(精度はともかく・・・。)石川が右サイドでボールをもったとき、右SDFの徳永は、決まって石川の右側を追い越すプレーを見せた。確かに、石川をサポートする意識は大事だが、ここで石川にサポートに行ってサイドで2対1の状況を作るよりも、ゴール前に入っていった方が得点のチャンスがつながることもあるし、今野の得点力を生かすために、徳永がボランチの位置にスライドして、今野を押し上げるというような、ベースポジションにとらわれない流動的なサッカーを見せても良かった。

■ 存在感を示した小野伸二

一方の浦和では、MF小野が途中出場ながら、ゲームの流れを変える動きを見せた。小野がボールを持てば、味方が落ち着くだけの時間を作ることが出来る。小野はトラップがぶれることがほとんどなく、その技術の高さは圧巻である。

小野は、現在、浦和レッズでポジションを失っている。確かに、今の浦和では、推進力のある山田やポンテをトップ下に起用した方が、いいサッカーができている。

結局、小野が生きるかどうかは使い方による面が大きい。チームとしては、速い攻撃をしたいのだが、ボールが持てる選手なだけに、攻撃のスピードを鈍らせてしまうこともある。今の浦和では、なかなか小野の良さが出せない。

とはいっても、小野は、イージーなミスはないし、安心して試合をコントロールできる選手である。適正外のポジションや役割で使うと持ち味が出来ないのは、小野の弱点ではあるが、せっかくの才能が生かされないのは切ない。ブッフバルト体制は今シーズン限りとなることが濃厚だが、次期監督が、今までのスタイルを継承するのなら、小野が輝くことのできる範囲は狭められる。小野=レッズというイメージはあるが、今後を考えると、浦和を離れる選択肢も必要ではないか。

■ 光った両チームの守備陣
試合は、スコアレスドローとなったが、両チームの攻撃に問題があったというよりは、むしろ、守備陣の集中がすさまじく、双方、なかなか、相手DFの穴を見つけることができなかった。FC東京としては、交代カードがまだ残っていたので、鈴木の投入以外にも、もっと積極的な交代をしても良かったが、平山や宮沢の投入は守備のバランスを崩してしまう危険性もあった。(馬場の出来が良かったことも、交代の必要がなかった要因かもしれない。)

■ 41528人のサポーター

観衆は、大台突破の41528人。この41528人が試合を盛り上げたのは、言うまでもない。味の素スタジアムの何が好きなのかを考えてみると、集中して試合を見ている人が、他のスタジアムと比べて圧倒的に多いことだろうか。他のスタジアムでもゴール前のシーンでは大きな歓声が上がるが、味の素スタジアムでは、ゴール前以外の何気ないプレーにも大きな拍手が起こる。観衆のサッカー偏差値も高く、選手と観客の一体感が感じられるスタジアムであると思う。

アウェーの浦和レッズのサポーター。人数もさることながら、音量もすさまじかった。まさにサポーターという感じで、レッズサポーターの応援を眺めるためだけでも、スタジアムに通う価値がある。レッズのサポーターは、熱狂的で荒っぽく感じることもあるが、おそらく、どのチームのサポーターよりも、レッズの選手をレスペクトしているように思える。試合中の応援から、伝わってくる。

■ これがJリーグ

勝てば優勝が決まった浦和だったが、スコアレスドローに終わってしまった。G大阪も、最下位の京都サンガに苦戦を強いられた。この結果を受けて、「J1はトップクラスのチームでも、成熟していない。欧州リーグでは、首位争いをするチームが、終盤戦に、格下のチームに取りこぼしをすることはありえない。」と、安易な批判をする人がいるかもしれないが、上位も中位も下位も関係なく、用意周到にプランを練って、万全の状態で試合に臨むことができれば、アップセットも可能なのがJ1なのである。

■ ダービーのような独特の雰囲気

試合終了後、G大阪が3対2で京都に勝利したことが場内でアナウンスされると、FC東京サポーターから、大歓声が上がった。しかしながら、スタジアム内では反目しあっていたFC東京のサポーターと浦和レッズのサポーターも、スタジアムを後にすると、何事もなかったように、同じ列車内に乗り込んでいった。

以前、海外の雑誌に、”世界で最も熱い対戦カードのひとつ”として取り上げられたこともあった同カードだが、期待通り、試合の雰囲気も、内容も、ともに申し分なかった。スタジアムをほぼ2分する、赤と青のコントラストも見事であった。素晴らしい思い出となった。




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